いつも師匠に言われてきたから、心に刻んでいる言葉。何をするにも、その努力をすべく頑張っているのですが、結構難しいなぁと思っています。
相手の立場になったら
understand(アンダースタンド)という言葉は、低い位置に立つこと=理解出来るという意味でしょうから、子どもの目線、微生物の目線になるために、かがんで物事を見ることの大切さが、言葉にしみ込んでいるのでしょう。
ディズニーランドのスタッフは、子供からの質問の言葉足らずを素早く見抜き、本当の目的を相手の声や着ている服、もっているグッズなど総合的に判断して、最適なアドバイスをするといいます。本人は大喜びで指示された方向に走ってゆくといいます。
このように、相手の立場になることは、お互いに幸福をもたらします。
どうすればいいか
とにかく相手の立場になる最短のコツは、その相手の業種になりきること。と言葉にするのは簡単ですが、一人の人生で多彩な業種を生きるのは難しいと思います。
でもどうでしょう。車メーカー勤務でも総務人事なら、車より人の方を良く知っていると思います。大きな図体になると社長であっても全体像を把握できないだろうと思います。(腹が出すぎて自身のベルトの穴が見えないように・・・)
また、多くのイノベーションの起こりは、案外その業種に精通している人よりも、別業種から来た人による技が多い様に思えます。つまり業界当たり前の規定概念がないということが、問題に対してフラットな気持で考え、業界が抱える問題点に一直線に向かうことが出来るのだと思います。(ブライダルビデオと言われて一眼レフ3カメで5年も前に撮っていたことを思い出しましたが、当時プロには鼻で笑われた記憶があります。)
たとえばその一つのきっかけは、その人が昔所属していた業界の常識が、こちらの業種では採用されておらず、チャンスとなることも多いのかと思います。
つまりは、多業種を経験するといっても、大学教授のように、人々のいつ役に立つか解らない研究を、深く深く掘ってゆくのではなく、全体を広く浅く知れば良いと思っています。世間の社会問題ときたるべく未来を照らし合わせて、きっとこうなっていくだろうを描き、イノベーションの余地が多いにある分野から攻めてゆくのが、良いのではと思うのです。
ITだけじゃない
シンゴジラの霞が関混乱じゃないけれど、古い体質が続くところには、ITと繋がることで進化する分野が多いのは想像できます。が、それ以外でもまだまだあると思っています。
もちろん本業である全国ビデオカメラマンネットワークもその一つ
ビデオ撮影が全国各地で定期的に発生していて、ギャラや支払先、品質がバラバラで無駄が多い企業があるとすれば、相当の経費節減になるでしょう。映像を纏めて一つにして活用すればプラスになる。
外人さんの働き手も多くなった今、ビデオマニュアルなど言葉を尽くさなくてもビジュアルで素早く伝わる手段になっていくことは確実。だからこそ品質をある程度一定化しつつ、全国各地の支社、支店での映像を一夜城で集めるスピードを手に入れることは、ビジネスアドバンテージが高いと考えます。
イノベーションは業界を愁う人達から起こる
昔はアメリカで流行ったものを、日本に持ってかえってきて流行らせるという お金持ちのなんちゃって方式は、ネットが瞬時に世界中のニュースを届けられる今では、減ったように思えます。(まるでメール導入前に情報を握った上司が、下に少しづつけちけち流すのが権威だったように・・・)
世界がシュリンク(身近)すればするほど、距離はさほど問題にならず、これからますます会社や街が淘汰されてゆくのは間違いありません。
けっしてかつての街の名物であっても、高齢化社会、人々の本当に役に立つものでないと廃れてしまう。そんな気がしています。
- 町興しでオリーブを大量に育てたい
- たった1滴で研ぎ不要な美容・理容向け洗浄商品をつくりたい
- 末期の癌に効く?商品を扱いたい?!
最後のは冗談として、そんな多様なお引き合いを頂いた今日は、ありがたいご縁で出会い、この人は本物だと心底思い、繋がったからこそ、安心して受けられるのだと思っています。さぁ相手の業種になりきるぞ。