ケーブルを使わず無線で映像転送出来たなら、どんなに映像表現が高まるでしょう。もちろん生放送やネット生中継の話です。(ある種Youtubeライブは実現しているとはいえますが)
一部の先進的な分野以外は、マイク同様、やはり有線での接続が一般的です。
理由は、確実&外部環境(ノイズや壁、ガラスなど)の影響を受けないからですが、その分、移動の制約を受けるのは当然で相反する悩ましい課題です。
業務用機材で調べてみると、少なくても10数万円出せば、1m秒以下の遅延で30mとか、すごいものになると数kmまで飛ぶようなものが見つかります。テレビ局向けなので100万越えしますが(笑)
ということで、先日調達した機材でやっていなかった遅延テストをやってみました。
プチ実験結果
スイッチャーに有線/無線でそれぞれカメラからの映像を入れてみました。それぞれ1080Pでやったら無線は結構遅延があります。体感0.5s。そもそも同じ被写体を映す用途にはそもそも使わないでしょうし(そんな近いならケーブルを延ばす)、そもそも150mも無線で絵が飛んだら十分でしょう。
先日のライブでもそうですが、予期せぬ場所での開催やお客さんがたくさんいるところに、ケーブルをはわしながら、ベストショットを重ねていくには限界があります。今はエキステンダーの間をLANケーブル3mm程度の極細ケーブルにしたり、HDMIケーブル自体に光ケーブルを使う軽量かつ細く高信頼性モデルも登場しているようですがまだまだ高価至極&先の問題解決にはなりません。
収録さえしておけば正式版は入れ替えるというスタンスで、その場は流す(映す)こと優先で乗り切るべきでしょう。音をラインでもらった場合は、その瞬間だけディレイをかけるかが悩みどころですね。
ちなみにカメラ側を720Pにしたら遅延が少なくなりました。ライブ用途ならこれでもいいかもしれません。
なんちゃってテストは1m未満のところでしたので、次は本気で長い距離にて実験実験・・・ |