RUN and RUNの動画で有名になった女性6人グループアイドル 通称リリスク、とても話題になりましたのでもうご覧になった方も多いでしょう。
老若男女が縦に違和感なし
スマホが一般化し、SNSの画面に親しんだ世代が多くなり、カメラでの撮影ポーズはシャッターを押すスタイルから、パカパカ携帯スタイルに映り、現状は真ん中ボタンを押す状態が標準になりました。
便利とはいえ、横向きは両手で握る必要があるため、片手で撮影できる縦写真や縦動画は一般的になったのでしょう。
この現象は女子高生、女子学生だけでなく、60歳を超えた人たちも同様のようです。
映像素材 縦が6割でびっくり
先日、動画素材を年配のお客さんに撮って頂き、編集をしようとして素材をみてびっくり。6割が縦動画だったのです。なんとかそれを活かした絵にしましたが、何度も使いたくない技ですね。
カラーテレビを知った後は、白黒に戻れないのと同様、人はより便利な方向に突き進んでいきます。だからこそ進化するのですが、DV時代の方が音声が良かったビデオカメラのごとく、退化する部分もはらんでいます。
やはり不便利&ハングリー時代の人と比べ、すぐに不平不満をいう現代人を思うと、さらにこれは進み、やがては運動も移動も面倒になり、同じところにずっと寝転がった挙句、脳が退化し、人類が滅びるのは宿命路線なのでしょう。
みなさんがノアの箱舟に乗れるのかどうかはさておき、縦動画と横動画は何が違うのでしょうね。感覚的には縦より横ですが、
- 一人のファッションを見せる場合は縦が圧倒的
- HPや社内文書は縦が多い
- スマホは領域が広い縦での閲覧が多い
- 映画は圧倒的に横
- 舞台など大勢が横に広がる絵は横
- 目は縦のパン(パンアップ)よりも、左右のパンの方が見続けやすい?
- 見上げるという行為よりも左右を見るほうが人間の動きの中で多い?
- 長時間ものの動画を縦で見続けるまだ慣れていない
- シューティングやRPGゲームなど縦スクロールに違和感がない
さてどちらが良いか、一長一短ですが、そういえばモニターも縦横回転させるものもあって、ひょっとすると写真のように動画も縦横、使い分けの時代がやってくるのかもしれません。
スマホ含めた画面の主流が変わるなど、閲覧も縦となると、縦にチューニングする必要があり、本当にそういう分野が増えてくるのかもしれません。いずれにせよ撮り方や編集の仕方が大きく変わってくる時代に合わせて、コンテンツのあり方を見直す必要がありそうな気がします。 |