ぼけるセミと生態系で離脱する人間

この彼はずっとこの調子で鳴いていたのですが、最後のひと鳴きだけ無事、収録できました。風邪を引いているのかオンチなのか・・・いやはや、このなんだか調子の狂う楽しい音色のおかげで、仕事が滞りました。(笑)

やはり仕事中のBGMは重要だと思いました。オリンピック競技前ぎりぎりまで選手が好きな音楽を聴いているのは、ひょっとするとリラックスだけが目的ではなく、メトロノームのように、環境変化で乱れた心と体のリズムを正常に刻みなおしているのかもしれませんね。

まるでウグイスほーほけほけほけ・・・で終わるみたく、体も脳も乗りようにも乗れないリズムを、吉本の倒れる側の役を味わった気分です。どうやらこれは近くにいた鳩も同様で、首を何度もかしげていたのが印象的でした。

やはり人も生物も同じ世を生きていて、それぞれが影響しあって生きている。
緑がなかったらただの無機質な物体

緑がなかったらただの無機質な物体

無機質なビル群に夕焼けが生き物を安心を感じさせる

無機質なビル群に夕焼けが生き物を安心を感じさせる

今朝の公園横を歩いた際、昔はうるさいとしか思えなかったセミが、一斉に鳴くのを聞いて、偉大に感じました。夏の到来を、まるで江戸時代の火事場の鐘を必死でたたいて、一斉に皆に伝えているように思えたからです。

 もしや、はては、人間だけが生をまっとうしていないのではと、いささか気がかりになりました。

 

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