昨日も触れた話題ですが、無機質、有機質という視点でみてみると、世の中無機質が氾濫していると思います。
結局、人が施した無機質な施設やゲームなどは、人間が登場したものでない限り、人の心を打つものは少ないと感じます。
しかもこの花の場合、花びんに刺青をして、金粉を施すなんて、とても不快であり、美とは真逆をいっていると思います。これを美や文化というならば、人間界は終わっていると思います。それよりも何よりも、決死で生きている花に対して失礼な行為だと思います。
人間のエゴはどこまでも深く、それが故にもっともっとに繋がり、時代を進化させているといえます。良いことでありながらも、精神の病が３００万人を超える日本に、３０００千万人という米国を考えると、人々の行く先にとって、良い進化をしているのか、良い方向に向かっているのか甚だ疑問です。
金になれば何をしてもいいのだとなると、ある種、野獣のように見境なく、今が楽しく生きれればいい＆だました者勝ちとなってしまいます。これはある種、秩序がない混沌とした世界。
とにかく人が感動する時というのは、案外、アナログ的なものの方が多いのも事実。新しいものに興味がいくのは当然ですが、個人的には古き良きに目を向けたいと思っています。
「ポケモンＧＯ」
というゲームが流行っているようですが、冷静に見ると、なんだかおかしい流れ。
外に出る＆人の出会いの場を作るのは良いものの、健康といいながら、端末（ソフト）に精神集中力を奪われながらの運動は、安らぎとは程遠く疲れるだけ、ましてや犯罪に巻き込まれたり、関係ない施設に迷惑をかけたり、精神が幼い若者が自分以外の友人の個人情報を撒き散らす行為は、果たして儲けられれば何をしてもいいのかという会社の使命を疑う行為にも感じます。（地方創生として役所や施設など地域と緻密な設計が出来ているなら良かったが、残念ながらそうなっていない。）
たしかに花札の、きったはったの任侠道がスタートな任天堂（任侠の任が社名の由来）ならではといえばそれまでですが、若者の大切な勉強時間を奪って欲しくない、ただでさえ医療費４０兆の現代、一般市民の精神をおかしくして欲しくない気分でいっぱいです。
この先はVRとかARとか、どんどんバーチャルと現実の融合が増えていくことは自然な流れですが、本質を見失って欲しくないなぁと思った次第です。