ドキュメンタリースタート

関西テーラー業界の周年記念イベントに向けて、いよいよドキュメントがスタートします。

Still0511_00001紳士服の技術集団だけに一見派手さはありません。しかし中に入るとワールドクラス。そんな業界を代表する重鎮達が、お客様からオーダーを受けて、それを仕立てていく工程を纏めてショートムービー化します。

あらためて思うのは、この世界も映像業界に似たところがあって、お客様のご意向&ご要望をお聞きし、プロの目線でアドバイス。そして共同作品にしていくという工程を踏みます。

さすがに数日でできるわけもなく、生地選び、体の寸法を測り、裁断や仮縫いを経て、最終の縫製、そして完成と何か月もの期間がかかります。

 

プロとアマ、そして一流の違い

Still0511_00000NHKのプロフェッショナルで、いろんな一流と呼ばれる人たちの言葉を聞きましたが、あらためてプロとはなんだろうと考えさせられます。

さすがに撮影後の映像シナリオ変更と同様、高価な生地を切ってしまってからは後戻りできませんから、最初の設計にあたるご要望のヒアリングと体の寸法を測る工程はとても大切になります。

Still0511_00002やはりプロとアマの違いは、製作納期を守る(納期を決められる)ということ、プロという責任感と自覚をもって、お客様に接することができるかどうか(値段以上の価値を与えられるか)、そして何よりも気の遠くなるぐらい数を、何十年もかけて得た経験と自信

一つ一つの動作に無駄がなく目の輝きが違う、気迫というのか、安定感というのか、老練というのか、そういった任せきることができるという安心感を身近に見て感じた次第です。

 皆様のまとったオーラに負けない様に、また映像の力で、日本の技術はイタリア、イギリスにとっくに追いついていることを、国内外に伝える役割が少しでも果たせれば、そしてさらなる映像の活用手段のアピールに繋げられればと思います。

 

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