企業理念は骨、会社は肉、断は太刀

闘戦経の勉強会より

20160510230617宇宙はひとつの生命体として呼吸している。それは地球が自転しながら、太陽系の中で公転するという協調性を持った行動を取っているのと同様に。

悲しいことに地震や火山の噴火もその伊吹であり、生命活動の一環なのだから仕方がない。

同じく、地上に立つ企業も同じ概念で、表される。企業理念は骨であり、創業者がつくった志を受け継ぐ。つまり骨を拾う。その頑強な骨に筋肉を付けることで、人も企業も健やかなる成長を遂げられる

 

武の働き

武道でいう武の働きの最後は、必ず終わりがある。竹刀を振り切り、終わった後、次の攻撃の準備に移る。この間こそであり、自己反省を示す。

企業活動で次の手を打つ前に、行ったことを省みず、次に進んだり、新しいものを生み出すことは出来ない。切るべきを切ることで(正すべきを正すことで)、新しい息吹がやってくる。

 

今日の太陽は、昨日の太陽と同じか

20160510230556いや、常に新しい光を放ち続けていて、瞬時たりとも途切れず、連続する。だから不滅なのである。

企業も同様、その一瞬一瞬を、先の武の働きのごとく、アクション自己反省というプロセスを、連続して実行することで、盤石となるのである。これを強い心で実現するためにも、骨がしっかりしていなくてはダメであり、骨、つまり志を自分の中に守り育てることが必要なのである。

 こんな素晴らしい教えが、1467年ごろに確立され、戦前の海軍含め、様々なシーンで学び説かれていたからこそ、昔の強い日本が出来たのだと思い知らされます。

敗戦後、こういった優れた兵法書や、地政学(世界地図視点での自国の大戦略を考える)学問が封じられた理由は、あきらかに日本人の骨抜き化であり、芸能や娯楽など下半身(しもはんしん)側に血液を向かわせ、彼らの役割は見事達成したといえます。

今やこれは定着し、放っておいても、ゲームやLine、Twitterなど、自分の皿を大きくしにくいモノにのめり込む。Youtuberなどに転じ、口達者化や、自信につながり、顔も垢ぬける一方で、中身が浅かったり、脈略のないダラダラが目立つ人も多いのも事実。

大事な学ぶ時間が奪われやすい現代、ますます昔の志のあった人達とかい離していく恐怖を感じます。あぁ自戒の念・・

 

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