闘戦経(とうせんきょう)
のシリーズがはじまりました。やはり古い文献になればなるほど、現代に通じる真理が書かれていると思い知らされます。今の学問は受験向けが多すぎ。むろん、それを読み解ける先生、師匠がいるという前提ですが、ありがたいことに、たくさんの師匠に恵まれています。望めば師さえも与えられるというのを実感!
資料途中に登場する修理固成という言葉は、古事記にあるフレーズです。フレーズというととっても軽い言葉になりますが、当社が掲げる事業の柱、基本精神となっています。
その意味は、いろんな角度で変わりますが、原則として、本来、あるべき姿にしっかり立ち返ることを意味します。自身が所有する能力を、役割のために使うでもいいかもしれません。
三種の神器
ここでは、矛、鏡、勾玉という三種の神器をベースに語られています。つまり矛とは強い意志。我 何をすべきかという意思を持つこと。
こうあって欲しいという願いは、神の世界に表示されていて、これが鏡に写っているのです。(現世・・うつしよ)
これを受けて、志(剣)となり、志実現のため規律を決めて、日々の営み(勾玉)へと至るのです。
おのころじま(自転島)の真の意味
ちなみに、古事記に登場する おのころじま(自転島)とは地球を意味し、地軸を中心に自転しながら太陽の回りを公転します。つまり、人間で例えると、志をまっとうする個人がたくさんいて、それが集まって、時代をより良き方向に前に進めているという解釈になります。
地球を作ったのが神かどうか、といった宗教戦争には興味ありませんが、いずれにせよ、地球は確実に生きているし、太陽も生きている。太陽神(天照大神)と呼ぶならば、まさに一元生命理論。太陽さえ、神さえ、自分の命を生きているという表現になります。
矛(ほこ)らしい=誇らしい 人生を送れているのか、たまには鏡で見てみたく思います。