ビラが届かない若者に

企業の動画戦略

もう当然と思えるスマホユーザへのネット動画戦略。テレビが圧倒的な視聴率を誇るとはいえ、購買活動にどこまで寄与しているかは、もうだれも解りません。

そしてメーカーが映像制作会社にCM作りを依頼する意味も、どんどんなくなっているような気がしています。けっしてCMが不要という意味ではなく、メーカーの中のひとたち自身が生の声で、伝えるしか、伝わらない時代が来そうな予感がしています。

つまり映像の役割は、すでにCM寄りだったものから、マニュアルや開発者の生の声に置き換わり、あとはユーザサイドが担当動画共有サイトのユーザーレビューやSNS共鳴した購買活動がほとんどではないだろうか・・・と思ったりもします。

 

映像会社の今後?

VP一直線にやっていたところも、けっして悲観する必要なく、メーカー内部に入り込み、相手の言いなりではなく、映像のプロとして第三者視点で良さを探ったりドキュメンタリー方式で共感を得られるような映像ショットを重ねるべきではと思います。

やがて緩やかに、顧客へ映像の撮影の仕方や、発信の仕方を伝えるなど、外部の教育部門のような位置づけも増えてくるように思えます。

まぁどんなスタイルになっても、必要なのは、何をどうするかという方針設計というか、プロデュース。カメラはすでに日曜カメラマンが3軸などのジンバルとSONYのミラーレスを組み合わせ、4Kにステディーショット、カラープロファイル撮影を手に入れ、プロとアマの違いは解らなくなっています。

 

今、仕事がたくさんある人もない人も

真に上手い人は上手いのですが、クライアントが安値に慣れていったり、機材の進化が腕を凌駕するケースも増えており、やがて仕事を奪われる懸念さえあります。

だからこそ映像とは何か、何をしたいのか、あのカメラマンで注文が増えた といったマーケティング&統計的な視点で、一歩高いところに思いを馳せて、企画に落とし込むなど、上流工程を心がければ、仕事がなくなることはないだろうと思うのです。

そのためには、単に機材フェチになるのではなく、大きな流れを読み、顧客の立場で、新しい潮流に向かっていくべきだと思います。

 話は違うように思えますが、健康問題高齢化世代隔離心の病血縁関係の無縁化など社会問題が増大する今、きっとコスプレ+社会貢献は大きな渦になっていくと確信しています。映像はここでもキーポイントになってゆくでしょう。

 

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