経験豊富な、アニメ声を得意とするナレーターさんがこん身の声を吹き込んでくれたまではよかったものの、まさかのクライアントトップの鶴の声NGが来て、年明けて、あらためて全員がスタジオ入りする形となりました。
そこで指定されたスタジオに行ってみて、びっくり。なんと約5年前に1年かけて追いかけたドキュメンタリー映像の、最終仕上げをした場所でした。
ディレクターと編集マンが何日も通い詰め、MacとWindows混在のディスクトラブルやなんかで元SEの技術を発揮し修復しましたし、そこではナレーション撮りもして頂きました。
社長含め、値段的にも大変お世話になっていましたが、友人がスタジオをやっていたため、少し子無沙汰していました。
嬉しかったこと感じた事
なによりも全員が以前と変わりなく、そこで元気に働いているということだけで、なんだか嬉しくなって話し込んでしまった一日でした。時間軸が止まっていて自分だけが年をとった感覚に陥りました。
もちろん本番のナレーションは、全員が初対面&スタジオ初体験というお客さん陣の中、予定より半分以下の時間で終わるという結果になりました。
やはり映像仕事は撮影や台本もさることながら、調整力や、リスクに対する先回り力が必要、だから素晴らしいスタッフに恵まれるんだと改めて学びと気づきを得られたお仕事でした。
友人がまさかの他界した以降、気軽に行けるスタジオはなかったのですが、願いがかなった次第です。