タブレットへの映像バックアップ

昔は1カメといっても何も驚くことはありませんでしたが、いろんな経験も重なり、SDカード1枚、1台での撮影がとても怖くなりました。この結果、複数台での撮影になったりするのですが、このメリットは、多視点の他、このバックアップにあります。

 

どうしても1台しか無理な現場

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駅のカメラも2カメ?

スペースや顧客都合で、どうしても1台での撮影しかないというシーンのために、しかも失敗できない現場で、手軽にできるバックアップ実験をしてみました。

カメラからの映像をHDMI-USB経由でPCにキャプチャーできる装置を使います。そして音声は単独記録できるRoland R-44の鼻マイク収録。すべてバッテリー駆動です。

PCでの再生だけならまだしも、映像収録となるとバッテリー食いが問題になります。今回はタブレットのたった1つのUSBに対して2股に別けられるケーブを用意し、キャプチャー機器に電力供給しながら、とりこみ開始しまいた。

写真 2016-01-07 20 29 39本番スタートした矢先、みるみるうちに、タブレット側のバッテリーが減るので、急遽、タブレットを省電力モードにしました。

これが劇的に功を奏して、結果的には、2時間30分程度FHD(MP4ファイル、映像12Mbps、音声 300kbps)の映像キャプチャーをして、89%からスタート、終わったら65%でした。

消費したディスク領域は7GB弱

カメラ側は高画質で撮影しているので、バックアップ兼異なる転送レート映像ができて満足の結果が得られました。

まぁ、Atomos SHOGUNとかvideo assist買えといわれそうですが(笑)、大きな画面ですぐにネット経由で送れるWindowsタブレットは最強だと思っています。

 

今後の映像収録現場

PC側への収録は転送レートを60MBにも設定できるので、これからはスイッチャーの出力にこの仕掛けを使おうと思います。

長時間というと昔のデジタル一眼レフはオーバーヒートするなど、使えない仕様がありましたが、今は他社はどうなんでしょうね。高性能、高画質になったはいいが、結局ネックはその映像のバックアップ。

電源コンセントが使用できないところで、どこまでリスク分散できるかが、ビジネス界での映像収録だと確信した次第です。もちろんカメラ本体SDカードの容量にも注意が必要ですね。

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