今年も例年の体制でよろしく

と言われる仕事ほど嬉しいことはありません。

ゼロから作り上げたからこそ 次がある と、今年もそんな風に確信し、カメラマンにアポを取ったまでは良かったものの・・・数ヵ月後の今日、思わぬ結果になりました。

うちは、直接お客さんと繋がらずに仕事をするケースも多々あります。まさにそんな案件での出来事でした。

 

受注元自体が失注

2015-10-28 14 34 26お客さん側の組織体制担当が変わったことと、それに伴い予算が大幅に下がったことなどが主原因のようです。

2015-10-28 15 27 04聞いてみると、驚くことに我々の半分で実行する業者が現れたというのです。

単に撮影するだけなら、過去のOKクオリティーを見せてもらい、できる業者が手をあげるだけの撮影仕事はたくさんあります。赤でも受けて少しづつ回収する算段なのかもしれません。しかし多少込み入った事情があり、数年をかけてベストになるよう調整していった経緯があったので、今回はとても驚きました。

価格競争にならぬために

2015-10-28 14 35 41いい人、和む、温和だ というだけでは、相手の組織体制が大きくければ大きいほど、上にはどうでもいいことになります。

価格競争脱出という誰もが欲するタイトルの答えは、独自性につきます。唯一無二になることは仮に無理だとしても、先進性だったり有効性だったり、部分的にはいろいろありますが、根本は、常にお客さんの真の目的を理解したうえで、同じ方向に進んでいくことだと思っています。

2015-10-28 18 39 12これは、お客さんのお客さんの気持ちをくんで、儲け後回しで、自業種の範囲を超えた提案をし、実行することだと思っています。とにかく言われたことだけ納品するのでなく、お客さんがそれを何に使おうとしているか納品物のフィードバックをもらって改善し続けられるかなど、こちら側の積極姿勢を見せる部分も含んでいます。

たとえば映像業界でいえば、技術はなくても両手で持って歩くだけの電子制御ステディーとか、スマホで撮影した映像がOKとなる今、世の中いっきに全体がシュリンクする感じもしています。

先の独自性だけでは生き残れない時代もくるでしょう。だから定期的に消費するものであり、在庫を持つ必要がなく買い手にも良し を提供するしかないのかもしれません。

 

さらなるステップアップのために

2015-10-28 14 42 50それは何か・・・映像業者は作るだけなのか・・・今来ている案件を見渡して、なんとなく解ってきたように思えます。ひょっとすると11/4の伊丹セミナーに答えがあるかもしれません。

もっとも今週末11/7(土)京都劇場で行われる感動コンテストのように、資本でなく人本主義の時代を感じている企業群なら、事前根回し含め、今回のような顛末にはならなかったのですが、まだ世の中の大半が数字しか見ていませんから仕方がありません。

今回の案件でいうと、全国各地にいる映像マンを使えば、より便利で、比較的安く、ネットワーク全体を使った斬新なことができることと、各種工程を映像で撮影し、ファンに見せていくこと、さらにはARなどの組み合わせてできることなど、幅広く提案したつもりです。しかし直でないので伝わったかどうかが解らないのが残念でした。

あらためて、専門職に頼まなくても物事ができる現代、さらなるステップのために自分の仕事に関わらず、いろんな業種を興味を持って追いかける努力が必要だと思います。

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