先述した進化中のYoutubeライブですが、新画面がやっとこちらのIDにもやってきました。クラウドからのお知らせは、AndroidやiOS、
Windows10へのアップグレードのように、順次やってくるのかもしれませんね。
新画面を触ってみました
正規なコメントではありませんが、体感的に従来との大きな違いを列挙してみます。
- ベータ版である
赤字で大きくベータと書かれて
います。 - 公開配信のみ(8/19追記)
非公開や限定公開といったライブをする際は、従来の予約スケジュール配信を使用する必要があります。 - 配信アドレスがわかりやすく
現在のライブアドレスがわかりやすくなり、即時共有できるようになりました。もちろんFacebook、Twitterなどはワンボタンで! - 初心者にもわかりやすい画面とヒント(説明)
言葉の意味がわかっていればですが・・・ - カードを追加できる
スマートフォン、タブレットでも閲覧できるオーバーレイ(リンク機能)が出たので、配信中に飛ばしたいURLや動画など告知可能に
- 視聴者数がダイレクトにわかる
従来はgoogle analyticsなど別画面にて見えていましたが、1画面に統合されたようです。 - チャットが出来る様になった
GoogleIDが表示されるのでしょうか? どなたがチャット参加できるかは調べていませんが、配信中に映像がトラぶった際には、リアルタイムに配信側からの唯一のメッセージが送れるありがたい機能です。PCがダウンしていなければですが・・・・。また、1分あたりのコメント数も表示されるようです。 - 即時配信するようになった
従来はエンコーダーからの映像チェック、プレビュー、配信開始といった工程を何かの儀式のように、ひとつづつ工程を繰り返していました。本画面では、エンコーダーから映像配信開始した時点で、一瞬でオフラインからオンラインになりました。つまり日時設定が不要になったということかもしれません。 - ハイライトを作成
これもUstreamにはあった機能だと思いますが、開始時間と終了時間をクリックで設定し、アップロードを押すと、ハイライトを作成してくれました。これは配信アドレスとは別アドレスにアップされるようです。別途、所要時間と、URLをチェックする必要はありますが、ざっくり見せたいときには使えそうです。ただ、ルールや癖など本当の実用度判断はできません。ちなみに開始時間、終了時間の設定は、直接数字入力は出来ません。時間軸のバーを目的位置にドラッグさせた状態でしか押せないので、細やかな設定は難しいかもしれません。
全体的に
予約性のライブとは違い、即時スタートできる感じです。Ustreamのように一画面に管理画面が統合されてます。
読み解ける進化としては、これだけ簡単になった撮影ですが、やはり編集は気軽には出来ない。Youtubeとしては、良質なコンテンツをどんどん産んでもらうために、生配信を気軽に使ってもらう、チャットの言葉も残していって、コミュニケーションの残骸も見えるので、アクセス増加を期待ということでしょうか。
単純に見るなら、ゲーム実況の「Twitch」に対抗しただけかもしれません。最近はゲーム画面と子画面でプレーヤーを映すためのポータブルの配信エンコーダー(USB接続)も増えてきたので、配信部分だけをYoutubeライブが担うということかもしれませんね。
兎にも角にも、より誰にでも生中継できる仕組みが進化したということです。まだまだPC必須の仕組みと思いますが。まぁ映像ソースの数や、素材のことを考えると、スマホ、タブレットだけで高機能な生中継は時期尚早と思います。
ものが売れない時代
車とか家とか、服とか・・・若者に所有欲がなくなったのは間違いありません。そしてスマホしか見ていない若者相手の商売は、スマホに配信しないとどうしようもありませんし、その導線は映像だと思いますし、パス(道)というか、インフラは次第に出来ていくと思います。
やはり時代はナマになってきた!八百屋さんも服やさんも、サービス業も、飲食店も製造業も、ナマで本音を伝え、それを録画して新鮮な伝えたい情報を、今すぐ伝える時代がやってきたと思います。
映像関係者の皆さん、いつでも生配信できる準備は出来ていますか?