大阪都構想というまぼろしの後ろにある影

2015-05-16 11 42 37投票率は68%、1万人ちょっとの差、まさに僅差で大阪市解体がなくなった。
無効5,640票というから、大賛成や、橋本嫌い とといった言葉もあったのだろう。もっとも、男性は5割以上賛成で、女性がその逆、年齢費で言うと、高齢者側が反対で若者が賛成という。年齢別の人口は近いけれども、若くなるほど投票率が低いから、若者の意見不利は間違いない。

50代以下では賛成が多かった という記事を見つけた。

 

やはり・・・

img025これはなにか変な感じだ。将来の行政を考える住民投票なのに、若者の意見が通らなかったら、誰のための将来なのかと考えてしまう。これは、「この国の未来のために」と叫ぶ政治家の余命がどう考えても10年持たないときと同じ違和感を感じる。

とにかく団塊世代が圧倒的に多いと思われるから、票の押し上げに相当役立ったと思うけれど、本当にこれでよいのだろうか。

政治的な話は好きではないけれど、壊すから新しいものが出来るんだと思う。企業でも3%の売り上げアップを目標にするより、30%の売り上げアップを目標にした方が、抜本的な手法・アイデアを出さざるを得ないのと同じだ。

誤解を承知で書くと、ひどい状況になるからヒーローが出る。政治が無茶を、一人歩きしたとしても、市民の方が多いのだからクーデーターをおこせばいいのだ。

 

勝手な想像

img019入り口で言われた 「大阪市をなくさないで」という投票場所付近にいらっしゃった高齢者の言葉。これがそのまま、老人間で伝わったのだと思う。詳しくインタビューしたら理由にあげる人もいるのではないだろうか。

それは冗談だと思いたいけれど、出口調査で見えた情報、市独自の地下鉄、敬老パスなどが維持できなくなるとか、個人的な不安心理を選挙カーやチラシがあおったことはたやすく想像できる。

img018脳科学的には、歳をとると変わるのが辛くなる。これは新しい情報を刻む際に、ぴりりと痛みが走ることを、本能が覚えているからと言われる。そんな人間に変化変化!といえば、脳みそが堅くなった人間の行動は洗脳しやすい。

つまりつぶすかつぶさないか、パスをなくすかなくさないかの二択にするだけで、大勢の票はもらえる可能性が高いということ。

 

真の勝者は誰だろう

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いずれにせよ、反対派のチラシで”二重行政のメリット”を恥ずかしくもなく、いろいろ書いていたけれど、なんか面白い。いっそのことうなぎのように三重がいいのかも。

兎にも角にも、単に先延ばしにしたに過ぎない。いずれにせよ、東京含めて、医療費が大都市から順に都市を壊していくから放っておいても変わらざるを得ない。先に行動出来るような市町村に脱出すべきだと心から思う次第である。

ふと調べ物をしていて、へんな写真群を見つけてしまった。あんな時代にネット配信やっていたのだからなつかしい(笑)

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