共通OSでテレビモニターはデジタルサイネージ?!

タブレット普及のお陰で、中国で液晶パネルを買えば、FHD画質以上、スイッチやコントローラー群含めて裸でよければ1万円ぐらいで入手できる時代がやってきた。

 

放送の黄金時代

2015-05-05 23 05 56放送方式も世の中の流れもデジタルになってしまったんだ。アナログ時代は、チューニングや過去の資産がメーカーの腕の見せ所だった。しかしLED時代のデジタル技術では、構成部品の多くは供給元が同じで、チューニング要素も限られるため、企業間の差がつかなくなってきた。

結局、液晶の薄さや黒のしまり具合など、見えにくい&わかりづらいところの競争を強いられるようになってきた。結局は4Kとか8Kといった解像度や価格競争になってゆくが、肝心のコンテンツが見つからない。

Youtubeを大画面でうっかりすると、お涙頂戴シーンでのアップが強烈だ。このカメラマンは大きなテレビを所有していないのか、というぐらい、ムダに大きく、至近距離の目や鼻の毛穴が映し出される。マクロレンズで除いた昆虫のように・・・気持ち悪い。

放送しかなかった昔は、中身でひっぱれたものの、これだけ大画面が普及した現代、次の手は残っていない。行き着いちゃった感満載だ。3Dやデータ通信との連動という名のなんちゃって技術は、スパイラルを描きながら高度になっているものの、普及には程遠い。

 

共通OSがテレビに必要になってきた

テレビのOSは独自に伝統的に作られてきた。しかし独自が故に、操作性含め、メーカーが変わると使いにくかった。バージョンアップという概念もない。そこに黒船がやってきた。

スマホやタブレットだ。

操作が簡単&手のひらで寝転がって見られるスマホやタブレットのテレビモニターにパソコン繋げて未来を想像する方が、今や真の最適サイズのような気がする。もちろん欲しい情報が瞬時に、たくさん手に入り、家族それぞれ、好きなものを見られるし。

家族団らんという視点では、とても悲しい現実だけれど、この世はこのひとりひとりのオンデマンドに応えられるサービスや企業しか生き残れない時代になったような気がする。

つまりはWebという世界共通基盤が元で、FacebookやTwitterなどたくさんのユーザを抱えるサービスがきっかけになっている。Widnwosの他にそれをサポートしたiOSやAndroidなどのモバイルOSが、それを加速させた。しかも新しいWebサービスに対応すべく、無料でのバージョンアップが頻繁に行われる。

その一例に、テレビとパソコンモニターの差がわかりにくくなってきたことがある。HDMI端子搭載は当たり前だが、PCモニターは圧倒的に安い。

そこにchoromecast、AppleTV、スティック 型PC(Windows)がコンテンツの主役を奪おうと直接やってきた。自分の見たいものを今すぐ見たい、Youtubeを大画面で見たい という欲求が増えている。そして倫理委員やチェック機構の概念が薄いため、速報性がある。

 

テレビモニターにはどんな未来があるのだろう

2015-05-05 23 05 55恐らく、デジタルサイネージが1つのキーワードになるような気がする。つまり、ユーザ側が好きなように画面を構成できる。もちろん全画面1つでも良いが、そのとき、パソコンでの見え方同様、放送も1つのウィンドウになるだろう。

表示タイミングやエリアを時間軸でコントロールできる。ルーチンワークの表示は自動で行う。たとえば朝は大きなニュースと天気と、渋滞情報の画面構成。もちろん、位置情報を取得したものになっている。

やってみればわかるが、テレビモニターにPCを接続すると、大画面がとても生きる。これが4Kになると楽しいだろう。

 放送法を盾にして、テレビ局トップは信用できないデータの排除を叫ぶが、共通OSを持たないものの意見が、ユーザに通るはずもなく、技術力がない会社が、Webで流れるコンテンツ全てを、サポートし続けるにはあまりにも、無謀なことだ。共通OSがあれば、(現段階でもWindowsなら)4Kテレビモニターを4カメの映像を4分割して映し出すことぐらい簡単になるだろう。楽しい活用方法がいろいろと見えてくる。やはり時代は映像の時代。そして全国ビデオカメラマンネットワークの時代なんだと思い知らされる。

 

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