あたらしい技術+映像

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名刺大のサイズのカードに、スマホをかざすとその紙に動画が現れる。しかも紙の角度に併せて自動で四隅がフィットされるので、まるで紙が縁取りのない液晶画面のような表示になり、初めて見た時にはたいていの人が「おっ」というリアクションになる。

昨日もたくさん、おっさんやおねえちゃんやおばちゃんの「おっ」を見ました。

もっとも、動画というものは全然新しいものではありません。しかし、ARの中に溶け込んでくると、別物に見えるから不思議です。

まるでシェークスピアがすべての恋愛物語の基本パターンをつくって?、以降の脚本はなにかしらそれの応用となっているかのごとく。まるでポテトチップスやかっぱえびせんの定番を、どの菓子メーカーも超えられないかのごとく。

写真 2015-02-19 17 33 23とにかく様々な業種、業界であらゆるパターンは出尽くしていて、それをうまく料理して、お客さんに食べやすいように、お腹がへっている人をたくさん見つけて出すという組合せ技術が本当に必要なスキルだと思い知らされます。

動画が単体で成り立っていた時代から、写真のごとく、日常の一部に溶け込む現代になりました。ネット動画元年から2年目の今年、キャスティングボードを握れるチャンスが訪れている感をひしひしと感じています。そろそろ映像業界も重い大きいきつい無駄なハードウェア仕事を乗り越えて、コンテンツ側に注力して、サービスをつくるリーダーになって、ビジネスを盛り上げないといけないと思う次第です。

 VRとかARとかごっちゃごちゃになったので、ネットで調べてみると

・VRは仮想現実で全部がCGの中
・ARは現実世界にCGを拡張するという意味

だそうです。

最近、こういったツールを販売する企業、数社から営業電話がありました。映像業者に片っ端から連絡しているようで、映像業者経由で使ってもらおうという動きが盛んなようです。

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しかしやはり利用をきめるのは、リアル社会だから、実際にどのようなシーンに、どんな目的でこうするという明確な理由がないと、企業は金を出しません。とくに頭が固いAVもVRもいっしょに聞こえるような年齢層の人には・・・・(笑)。

食指が動くようなシーンを考え、実際に行動を伴ったテストを統計したものがあってはじめて、聞く耳を持ち始めます。でもなんとなく見えてきたから面白い。いろんなカタチでみんなが目にするのも近いかもしれません。

写真 2015-02-19 17 45 57こちらの写真は有名なフィギュアー「ブライス」に、洋服メーカーが自社ブランドを着せるというもの。チャリティーオークションが行われ、NPO法人国境なき子どもたちに寄付され、東日本大震災の被災地のこども支援活動に使用されます。

これはフィギュアー、オークション、ブランドという、リアルが重なったリアルだけれども、なんとも仮想現実な感じもします。

すばらしい活動は2/24火曜日までだそうです。(阪急百貨店 催事場)

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