Youtubeの動画編集機能は使えるか?

長時間のものを撮影&編集し、Youtubeへファイルでアップするよりも、生中継としてYoutubeライブで配信して自動掲載される方が、Youtubeへの掲載速度が圧倒的に早くなりました。

以前は待ち時間があったように思えますが、Youtubeの仕組も日夜進化していて、ライブ項目で配信直後に見られるようになったのはありがたい話です。あとは第三者のへの自動露出かと。

さて今回、文字がまったく掲載されていない動画をYoutubeにアップしたとして、現在はどれぐらいのことが出来るのでしょうか?

簡単に実験してみました。

 

アノテーション機能

annotation動画そのものの上から、吹き出しやメモ、タイトルなどが付けられます。これはPDFにメモを張り付けたり、下線を引っ張っる機能の動画版といえます。

特筆すべきは、ボタン機能で動画リンクが出来ること

以前触れましたが、HTMLがページとページを繋げるハイパーテキストのマークアップランゲージなら、アノテーションはその動画版、つまり動画から動画を繋げる。

テキストは動画の中にも、本文属性にもつけられるという映像中心の流れにも思えます。

写真 2015-01-21 18 16 04 写真 2015-01-21 18 18 45 写真 2015-01-21 18 25 24
現段階では残念ながら、iPhoneやiPadでは再生されませんでした。そう、PCでしか再生されない・・・

写真 2015-01-21 18 38 55ということで、お客さんの動画で実験しましたが結局断念しました。

かといって、また個別のテロップを入れていった場合、ミスや細やかな調整が発生した場合、都度レンダリングして、Youtubeにアップするといった手間が入ります。

 

スマホ、タブレット、PCで共通の・・・

悩んだ末、ふと思い出したのは、字幕機能。
将来的に外国語までを考慮すると、まさに機能的、合理的。

閲覧側の立場では、Youtubeチャンネル側でデフォルト設定ONしていても出ないこともあり、まだまだ不安定な気もしますが、少なくても編集機能は1年前と比べてやはり進化していました。

Youtubeで字幕機能(iPhone画面)

Youtubeで字幕機能(iPhone画面)

前回は、字幕ファイルを事前ファイルを作成し、直接読み込みましたが、今回は映像を見ながら直接入力してみました。進化ポイントとしては、たとえば、IN点とOUT点の指定がドラッグになっていて、数値入力しなくても細やかな設定が可能だったことです。

結果、ばっちりOKでした。お客様の評価はこれからですが、閲覧環境側で文字の大きさなども調整できるので、いいのではと思います。

 

所 感

デザイン性が求められるものは、映像の中の文字すら演出の中に入り、おしゃれな文字が特殊効果で入ったり出たりすること自体、意味がありますが(笑)、CMなど世界観を出す用途でない限りは、ギャラに含まれないことも多く、趣味趣向の世界に入ってしまいます。

文字の修飾は説得力のかけらもないので、何よりもお客さんの趣味を知らないと編集者の負担は大きくなります。(ガンダムの脚本のように、敵は心臓に近い側から必ずやってくる?など深い設計があれば別ですが。)

一方で感じたことは、動画がいよいよレイアウトデザインが必要になったということ。先のいろんな機能は、便利な一方で最初からYoutubeに出すことありきであれば、制作段階で煮詰める必要があります。

ちょっと文字が下すぎ(笑)

特に映像制作者とYoutubeに配信する人や会社が異なると、大変です。字幕をYoutubeで入れるのにテロップが邪魔で見えないとか、見えても、段になっているとかっこ悪いですね。

 カット編集や他の動画との合体技はかなり簡単に、精度高くできるようになってきたように思えます。人工知能を搭載し、世界中の利用者のワードで精度を高めるsiriの如く、編集そのものも8Kになってもネットさえあれば端末側にすごいスペックを持つ必要がなくなる流れは加速していくでしょう。映像編集も経理などのアプリケーションも、ディスクなどのデータスペース貸しから、本当の意味での、次世代のクラウドサービスが本格化しようとしていると思えます。

 

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