卸企業(部品メーカー)が表に出る?!


intel.web.480.270
一次卸や二次卸、小売りといった問屋文化が、それなりに商業を支え、大勢の人を食べさせてきたことはいうまでもありません。

しかし、インターネットの直販が出来たことで、メーカーと購入者が直接繋がることが当たり前になりました。家電メーカーが街の代理店を置きながら直販するスタイルもそれなりに月日を重ねてきました。

しかしまだまだ先の卸文化が根強く残っています。家電量販店のような大量仕入れ&格安での店頭販売や、ジャパネットたかたのような価値をわかり易く伝える機能や、地域に根差した小さな家電屋さんが必要なのです。

インテル対PCメーカー

gallery05_m-stick_nh1しかし、CPUメーカーがメーカーの商品をパクるというのは、あまりにもひどいと思った次第です。まぁNUCあたりから兆しはあったのですが。

以下誰が見ても似た仕様。OEMはないとしても、なんらかのお金が動いていたらいいのですが、そうでないならCPUメーカーに一メーカーは勝ち目ありません。

これはマウスコンピュータの m-Stick とインテルのIntel Compute Stickのことです。HDMI端子に直挿しするスティック型のコンピュータですが、昨年末にマウスが販売して、初回分売り切れ、入荷待ちが続くほどの人気になっています。

簡易仕様は見た目とは裏腹に、Windows 8.1が入って、4コアAtomプロセッサに2GB RAM、32GBストレージ、フルサイズUSBポートなどのPC仕様。

しかもStickまで名前がいっしょ。一方でintel製品は空気穴があって放熱出来るようで、こちらの方がCPU性能をフルに使えそうです。

 

パクるということ

中国はさておき、昔からパクるというのは、大手の特権で、大が小を飲むこんで売れ筋商品を吸収し成長続けることは当たり前のことでした。岡山・林原グループのトレハロースしかり、冷え*タしかり、**ルツ*コヨコしかり、その他家電メーカーに薄型コタツのアイデアパクられて、夜逃げ同然の廃業に追い込まれた人も知っています。(人を介して聞いた話も混在のため、誤っている可能性があります)

だいたい手口は決まっていて、大手に声がけされたらホイホイと中身をさらけ出す社長しかり、 慣れない極楽接待攻撃で気が付けば・・・のパターン、そして兵糧攻めで潰されるパターン(販売数縛りなしの不平等独占契約の後、生産体制だけ充実させられて、発注をせず干上がる)など だそうです。

いずれも下請け側がリスクをしょって、当たれば大手が乗っ取る常套手段。関西はパクり文化といいますが、誇れるものではないでしょう。宗教的にいうとパクりは、あくまでも独自のものを生み出す前の修行。守破離や教行信証、発心、修行、菩提、涅槃、脱落涅槃などがまさにそうです。

ビジネスは複雑だし、特に特許で縛りの多いIT系は、複数の企業に依存せざるを得ませんが、出来る限り独自だけでいかないと、いつか足元をひっくり返されるなぁと戦々恐々とした次第です。事実関係は知らないけど、特に世界企業は至極怖い。

 当初国内PCメーカーの目を気にして、控えめだったMicrosoftのSurfaceもPro3がバカ売れしているようで、当初はPC市場がなくなる焦燥感からだったかもしれませんが、もういいや儲かるなら今のうちに、いっちゃえ!ムードになってきたようにも見えます。

蛇足ついでに、ドーナツの売れ筋5種に絞ってなんと100円で、セブンイレブンから販売開始されるとのことで、老舗も対応策に頭を悩ませているような気がします。少子化時代、飲食を起点に今まで以上に各業界で生き残り戦争勃発の予感が...

 

コメントを残す