神が護る寺 そうだ京都に行こう!

京都紅葉1年ぶり

昨日、今度納品予定のスマホを1台 オークションで競り勝って23時過ぎ。

この数日で寒くなってきた気候、まさに明日しかないと思い立ち、朝5時にアラームを鳴らしました。むろん赤く染まるやつを愛でるため。

実は思い立った日も、当日も、雨の予感がしていて、一日ずらそうと思ったのですが、天気予報を見たら10時過ぎには晴れるといった現地情報だったので、傘も持たずにいった  のがさぁ大変!でした。

 

嫌な予感はあたるもの

烏丸駅から50分バスに揺られ、到着した神護寺 最寄りのバスの停留所 高雄駅を降りた瞬間、嫌な予感がしました。

そう、降ったりやんだりを繰り返していたバスの途中、まさかの土砂降りだったのです。

コンビニでかさを調達して・・・と思っても付近にはお店もなく、旅館らしきお土産コーナーもそもそも9時前なので空いていない。開店準備中のお店の中からは おじさんの、可愛そうに・・・といった感じの眼が覗く・・・

思わず屋根があるところを見つけて、ダッシュ避難したのですが、一向に降り止む気配なし。
弘法大使の高野山と関連のある紅葉で有名な神護寺であっても、さすがに見頃よりちょっぴり早いぐらい。

雨もあって 人通りも少なく、事実上、一人がぽつんと、屋根の下に2時間近くも居たことになります。トイレもなく、人目につかないところで雨と共に黄色は流れていきました。

 

人間模様 2023年度版

実際、雨露をしのいだのは同じ場所ではなく、少しやんだタイミングで少しづつ ヤドカリのように屋根を変え といった感じで、結果的には橋の手前の広めの軒下に長時間居たことになります。

もちろん厚手とはいえない、移動するから軽快な服装だったので、震えると屈伸したりしつつ、地元の氏神さまの横で、脂肪燃焼で体温を上げつつ スマホを眺めていると、いろんな同居人が現れるから面白かったです。

特に印象的だったのは、ウェディングドレスとタキシードをまとった男女が抱き合って、見つめ合っているかと思いきや、数m離れたところから男二人が指示を出していたことでした。

どっきり撮影でも 私をはめる茶番劇でもなく、どうやら前撮りと言われる 写真撮影をしていたようですが、よりによってこんな日に・・、川が下に流れ、数本の枝からは紅葉はちらほら見えるとはいえ、4m*5mぐらいの掘っ立て小屋から見える景色は、バリエーションが少なく、すぐに撮影が終わってしまいました。

それでも、ヒットアンドアウェイの如く、小屋を離れ、橋の下に移動したり、遠征しながら、当人達は傘の下で、カメラマンはアイアイ傘で指示したり、1時間ぐらい頑張っていました。

もちろん何処の国の人か含めて、最後まで良く解りませんでしたがたぶん、言葉は中国か台湾。(^_^)

必至で頑張ると伝わる

いずれにせよ、ちゃらい感じはなく、人に迷惑をかけるでもなく、ウェディングドレスは肩を露出させ、とても寒い中、良いショットを残すために必死でした。

ロケーションは良くても、雨で曇り空なので、微妙な絵でしょう。が、同じカメラを持つ者としては、良い空気感を良い記念写真を残してやってくれ!と願いつつ、自分が邪魔になっている予感がしたので、小屋から突き出した木の陰に隠れて、カメラをよけていた気がします。

静岡から3人で来たという、万博の時に大阪に会社から出張させられ社会人一年目で土木を始めたという、70歳?の方は、神護寺の長い階段途中で断念、引き戻り、お迎え要員と化したようでした。

今の政治家さえしっかりしたら日本は良くなる と苦しげでも明るく語り、万博時代は大活況で、土木はいくらでも資材を関東から運んでくれといって日夜大変な作業に明け暮れていたのに、ここまで体力が落ちたとは・・・という感じでした。

今の万博は無理でしょう!とも意見一致した頃、友達がタクシー運転手と共に戻ってきて、またどこかで と紳士な挨拶をして 西明寺の方向に立ち去った後、晴れ間がさして 私もいざ 神護寺に歩を 進めた次第です。

 

ハレとケ

天気予報の晴れ時間は、ずれにずれ、10時が12時になったことは恨み節でしたが、様々な庶民の楽しみと、日常を垣間見れて良かったです。

膨大な時間の中、自分は何をするために産まれてきたとか、何をすべきかというのも、冷静に見つめられる時間だったように思いますが、とにかく冷静すぎて(冷えて冷えて)思考回路がスローでしたから寝ないよう雪山遭難だけを回避したように思います。(^_^);

現地に行ってからも、雨と太陽さんの戦いの如く、押し引きが続いたのですが、合間合間には遠くから来た来客者のために、驚くほどのピーカンを見せてくれ、神護寺を出る頃には完全に晴れが勝っていたように思います。動画の取れ高も予想以上でした。

まさに神が護る寺 、良い紅葉 ご馳走さまでした。

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