AIはまだ早い?偉大な身近な自動機能

AIの進化

は、画像でのパターンマッチングや、数えられないほどの手がある囲碁など、たらふくデータベースを飲み込んだ機械の母数から、一つの答えを導き出すジャンルだからこそ性能発揮するものと思います。

が、一般論ではあまりにも出来ることが未知なだけに、賞賛どころか、リスクしか感じていない人も多いかと思います。

ましてや命を預ける無人タクシーに乗車して長距離を高速で移動する車内で、別のことをしながら過ごすなんて考えたくもありません。

一方で、もっとわかりやすい身近な技術なら、自動化の恩恵を実感することが出来ます。

マルチ編集を圧倒的に簡単に

近年の映像収録作業において、大きなイベントではバックアップと多彩な視点という両面から、複数のカメラ、いやゆるマルチカメラが使用されます。

当然、それぞれのカメラでバックアップを取得しつつ、スイッチングの出力ライブ収録することも多いでしょう。

これは生配信を伴うものであれば必須であり、かつ後からの膨大な編集作業軽減になります。早い段階で多くの編集作業を終わらせることで、後処理を短くスムーズにすることが可能になるからです。

そこで編集ソフトがキーになってくるのですが、従来は単体機能、ユーティリティ系でおまけ程度にあったものが、進化して、素材同士を完全にリンクしてくれる。音声ファイルも映像ファイルもごった煮状態で、放り込めば一気に同期を合わせてくれるのです。

厳密なテストはしていませんが、流石に24コマとか30コマといったフレームレートなどの基本情報は合わせていないと、ずれると思いますが。

 

従来のタイムコード管理

実時間の経過時間や、ゼロから録画に応じて増えるものなど、複数のカウンター設定が可能です。これはカメラで収録した映像に埋め込まれ、編集ソフトなどで読み出せる素材となり、それをベースに頭を合わせるのが主流でした。

が、機械精度の問題や、カメラマンの機材問題もあって完全には管理が難しく、現在の主流は、音で合わせるということになっていると思います。

この特徴は、とにかく音さえとっていればスマホでさっと収録したものでさえ、多くのカメラ群にミックスして編集の一要素として加えることが可能になります。

まさにどんどん機材が高度&高画質化して、良質な映像が収録できるようになった反面、編集作業に一気に負荷が押し寄せる時代になったと実感しています。ギャラは変わらず。(汗)

 

編集ソフトDavinciがいろんなものを飲み込む

プロ現場では少ないものの、それでもこれを手動でやるのは勘弁

という流れもあって、お勧めの無料編集ソフトDavinci Resolveでは音軸によるマルチカメラ編集が秀逸になっています。

何度も書いていることですが、何も考えずに、素材を選んで、一気にシンクを押せば、音軸でガンガンと素材をリンクしてくれます。

単なる頭出しと異なる点は、素材同士がシンクしているため、素材を一つ配置してから、このカットの別角度の映像が欲しいとなれば、すぐに呼び出して、シンクしている別素材を置き替えたり、上位のレイヤーに重ね合わせすることが可能です。

ファイルが別れる収録は案外面倒&16を超えるソースは右のビジュアル付きパネルでは表示されず、左の棒状のものから選択する必要があります。

 

配置後はシンクしていようが自由に動かせます

もちろん音でシンクしているからといって、ずらせないわけもなく、とても使い勝手の良い機械と人間の間で小人が凄い仕事をしてくれています。無料で。Adobeのお布施システムはもう捨てても大丈夫です。

ブラックボックスのAIと比べて これぐらいの距離感でなら安心して任せることが出来ます。もう自動に慣れてしまって、これがなければもうマルチ編集は断りたいぐらいです(笑)

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