今日のAmazonアレクサによるニュース
東北医科薬科大学の感染症学の教授が一般市民向け感染予防ハンドブックを大学で公開したとのことで、さっそくチェックしてみました。
まだの方は、さらっと見ることをお勧めします。
感染ハンドブックのトピック
2020年2月現在、世界で約8万人の感染者が報告されたこと、中国以外では、日本、シンガポール、タイ、アメリカ、オーストラリア、カナダ、フランスなど、世界29カ国で報告されていることが冒頭に纏めて書かれ、かつ改訂版を逐次更新意思も表明されていて、これこそWebメディアの正しい使い方だと思った次第です。
中身に関して、高齢の人や、糖尿病・慢性肺疾患・免疫不全などの基礎疾患のある人は重症化する傾向があること。
飛沫からと、接触から感染するルートが示され、感染者がくしゃみや咳を手で受けて、ドアノブ、スイッチ、手すりなど周りの物や場所に触れるとウイルスが付く。それを他の人が触り、その手で口、鼻、目を触ることで粘膜から感染するよと、一般的なことが強調されていました。
その他トピック
- 潜伏期間が2~12.5日
- 日に2回体温を図れ(体温が37.5度以上注意)
- マスク、石鹸、流水の手洗い大事
- 消毒は2,3時間に1回の換気
- 下痢、嘔吐などの体液が付いた衣類や寝具は80°C・10分以上の熱湯消毒をせよ
- トイレはふたを閉めて流し、次亜塩素酸ナトリウムで消毒せよ
そもそも菌をでん部から入れて大腸がんリスクもあるウォシュレットは公共の場所で使うなとか、手に切り傷があったら皮膚から感染するから防御せよとか、時計や複雑な機構上のものを身に着けないとか、記述が不足していて、また大きなものを一般家庭でどうやって80度で消毒できるんだとか、塩素の毒性や環境汚染などの問題点を提起しない時点で中途半端感はありますが、突貫工事ながらもこのスピード感で感染症の専門家から出たことが大事であり、改訂されていって良くなることを願います。
にしてもアメリカやヨーロッパ圏は日本や韓国など、アジア圏を汚いもののように表現して渡航者を遮断して安全ぶっていましたが、ふたを開ければ本日のCDC(アメリカ疾病予防管理センター)の発表で、完璧に防いでいるといいつつ、これから増えてくるような話が両立しており、全然防げていないお粗末対応が見え隠れ。皆保険がなく、貧困層は放置プレー、日本の方がまだましかなぁとも思った次第です。