調味料で分解が変わる?世界一の麹菌を持つ日本

先日の発酵王子さんのセミナーに参加して、世界中を見ても日本にしかない超優秀な菌を所有しており、いろんな経験や知恵から先人たちがそれらを利用・駆使してきたことを書きました。

残念ながら、しょうゆ一つ取ったとして、もうジュースやお茶と変わらない値段で、エキス・粉を水で薄めただけの果汁ジュースと同等製品に追いやられています。

発酵技術を持つメーカーは酒造り、味噌づくり、しょうゆづくりなど、それだけ優れた技術を所有しながらも、ビジネスとして発展しつくせなかった・活かすことが出来なかったように思えます。つまり健康ビジネスに一番近いキャスティングボードをもてるはずがサプリや健康食品よりも下に甘んじているように見えます。

これは大手キッ*ーマンなどが大量生産の方にシフトし、共存ではなく、自社が強くなるために国の法律改正に入り込み、弱小メーカーが手間暇かけて作る本物と、工場の促成栽培ならぬ、速醸という、早く安いが本物の発酵プロセスには到底及ばない準本物と、裏ラベルでは比較不可能&消費格差をつけられ弱ったのかどちらかだろうと思います。

 

結局創業はロケットのスタート

10年、30年のスパンで第二エンジン、第三エンジンのように新しい発想が必要で、ひたすら創業者、先人の偉業にただただ甘えて、守るだけの老舗いつか傾きます。

もちろん現場・研究者はアイデアがあり、小さな光をもっていたとしても、創業一族が新しいビジネスを許さなかったケースもあるように思えますが、なんせこういった酵母のような、インキュベーション施設のような、許容する土台が企業側になければ、外資に食われるだけの草刈り場になるのだと思います。

これは今の銀行が金をベンチャーなどに貸し出さず、傘を持つ人だけに傘を貸すビジネスでおかしくなった。いよいよとなると博打、外資の三文字のインチキ有価証券を買わされ、結局、風船を針でさされてミニバブルはじけて外資にのっとられる痛い状況に陥ります。来年は恐ろしいほど いろんな地銀がのっとられるようですが、庶民の預金だけは守ってほしいものです。

 

消化酵素と代謝酵素

話を戻して、モノを食べると人間は、まずは体内の決められた数の酵素を駆使して、消化させ、残ったもので代謝をするようです。つまり病気でものが食べたくない時は、まさに消化より、回復をさせるプロセスの段階ですから食べない方がいい。もし体に入れるとしても、酵素を消化しないものがいいのです。若い間は豊富にあるようです。

年を取ると肉が食べられなくなるのは、油を分解する酵素「リパーゼ」が少なくなるようで、だから魚に目がいくといいます。

ちなみに昔の日本人は大根おろし、すだち、しょうがなど、消化を助けるものも取っていたし、本物の味噌は、完璧な健康ドリンクでした。

今は世界中の人が発麹を知りたがっています。たかが調味料、されど不足分の酵素を補う能力さえ持つ、日本の最高級の発酵物は、世界中のサプリが束になってかかっても叶わない宝石なのです。

ちなみに高齢化で枯渇する酵素を手っ取り補うには、毎日納豆1パックと、本物のたまり醤油が、お勧め

なようです。

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