映像にカラーバーは必要?! Vtuberコンテンツなど

ブラウン管の技術的特性からNTSCPalといった50,60iインターレース方式の走査線を扱う規格が産まれましたが、今やDVDづくりには一部、そんな方式もまだ選べますが、それ以外でこの言葉は目にしなくなったように思えます。

もっとも映し出すモニター装置が賢く早く、多様化し、一瞬で全画面を書き換えられるプログレッシブ装置になって以降、HDRや4K、FHDやPCなど異なる解像度映画風なカラグレや個別のコントラスト遊びをする加工含め、今や映像コンテンツの基本はなくなったように思えます。

つまり明るさ、映像の始まり、終わりなどのなど、どの部分に合わせていいか解らない・・・白飛びも音ズレも、ブレも、ピントさえも味として、ある種、コンテンツの量産による悪弊がテレビ業界にも飛び火。今やむしろYoutubeは素人っぽい方がアクセスが上がることからますます技術を知ろうとする人は減るだろうと思っています。(私も解っているとはいえませんが)

ふと本日、Vtuberの動画を見たら既にPowerPointのような白背景に、行間の空いていない黒文字が出て、今時を味わいました。ボキャブラリーが少ないアニメトークに1万5千人が見ているのも不思議でした。

で画面はGH5に付属のカラーバー。一応1K音声信号も出せるようで-20、-16dbなどといったモードが選べますが、そもそも今の動画づくりにどこまでこれが役立っているか、ましてや16-235の輝度を維持しようと波形モニターを見ることもないでしょうね。

嘆きというよりは、未来はどうなっているのか 技術者は増えるのか、技術は果たして進化するのかと悩める自分がいます。

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