Bottom of Pyramid(ピラミッド)

約40億人「新・新興国」のBOPを対象としたビジネスが流行っているという。BOPとはBottom of Pyramidの略で貧困層である。

1人当たりの年間所得が3000ドル以下の世帯を、支援の対象ではなく、消費者としてものを販売する概念だ。貧困層の中から、女性販売員が生まれ、経済的自立と市場活性化はとても良いことだ。

金融サービス網が張り巡らされ、さらに農村深部にまで多様な商品が浸透。大人への直接教育が出来ない衛生面の啓蒙は、学校でメーカーが先生となり、子供へ手洗い=石鹸を植えつけていく。「おとうさん、トイレでたら石鹸で手を洗わないときたないよ、病気になるよ」と小さな販売員が手伝う。

結果、石鹸が売れる一方、ガンジス川がさらに汚れているという話を聞いた。主な死因別死亡数の割合(平成24年)

かつて農村では、殺菌効果のある木の枝の歯磨きが、プラスチックの歯ブラシと練り歯磨き粉に変わっていくという。

かつて日本でもそうだったという。

歯磨きの習慣がなかったが、虫歯はなかったという60歳後半の人に出会った。都会に出てきて、歯磨きをするようになり、確かに白くはなったが、なぜだか虫歯が増えたという。

因果関係は説明できないが、なんとなく主な死因別にみた死亡率の年次推移こうやって日本人も、そういう頭になっていった。

毎月、何も疑うことなく、理由を見つけることなく、いろんな用途ごとの商品をチラシで安売りを渡り歩きながらもなんらかのものを購入し続けている。

肺炎での死亡要因が3位に上昇した。歯から健康が今、見直されている。

悪性新生物(がん)の主な部位別 死亡率(人口10万対)平成24年

毎月、消費することで企業が潤うのは間違いないが、もう一度、熟考し、納得消費をしたいものだ。

グラフはすべて、平成24年人口動態統計月報年計(概数)の概要から引用

圧倒的に癌の中でも大腸がんが多い。男性も女性も2015年にはトップになるのは確実視されている。理由は間違いなく、漬け物や味噌汁などの発酵食品の摂取不足ストレスによる便秘や、腸の免疫力低下、冷蔵庫の発達による欧米の食生活と、トランス脂肪などの悪い油と、コンビニ弁当などの添加物だらけの食生活だと推測する。

腸が悲鳴をあげている。便秘だからといって数日で腐敗する食べ物を、お腹の中に何日も置いとくからそれらが腐敗し、触れているところから癌化する。大量に摂取される砂糖や肉、油などの分解に力を使い果たし、善玉菌が不足する。漬け物やキムチ、味噌汁などの植物性善玉菌の補充もない中で、腸内細菌は悪玉に偏る。やがて栄養は悪玉菌増殖のえさに取られてゆく。

あくまでも聞いた話なので文句はご容赦願いただきたい。

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