商人という言葉の由来

宮城谷昌光さん著の「太公望」や、「王家の風日」という歴史小説を紹介されて読んでいます。世界史は得意ではなく、長文ですが、よりスケールの大きな中国版戦国時代ものとして楽しく読ませてもらっています。

時勢を想えば腹立たしいことばかりですが、漢字は中国からのものだけに、今も昔も日本に多大な影響を与える国であることは確かです。紀元前の話で、情報も少ないためフィクションが多いようですが、書き手によってこうも楽しいものになるからプロは違います。

 

巨大な中国の国盗り合戦

秦の始皇帝が中国を統一(紀元前221年)や、その後の三国志(180年頃 – 280年頃)などが有名ですが、その前にも多くの戦乱があったようです。

そこで本題。紀元前16世紀から約600年も栄えた中国の商(殷)という国の時代には、王朝の他、国の行く末を見るため亀の甲羅を焼いて水をかけて割れ具合で占いをする祭祀など神と繋がる職業の地位が高く、多くは農業を主として、肉を売るもの、羊を放牧するもの、他国から狩ったり、支配国から貢がせた奴隷など 上下はとてつもない格差が開いていたようです。

その農業が多かった商の中には、モノを動かすことによって利が生じることに着眼し、実行した人がいました。それを専業とする売人は、他国では商がきたといって後奇の目で迎えられたようです。やがて商王朝が滅んでから、そのやり方を模倣する人が続出するようになり、「商のごとき人」ということで商人と呼ばれるようになったのです。周に倒される前の王朝時代は民に向かって政治をしていないから滅ぼされたのですが、それでも600年継続したことは徳川幕府の2倍以上だからものすごいことです。

 

今日は天皇誕生日

新聞社Youtubeビデオの切り出し(下手なカメラワークだけど成立するのが今の時代)

国家と成ってから世界最長の歴史を誇る天皇性の日本。日本の国章は、十六の花びらがあって、天皇がその真ん中で計十七。まさに十七条憲法が示す天皇を中心にして繋がる和の精神が表現されています

その中心たるップが毎日 四方拝みをし、田んぼでコメを作りつつ、国民の安全と幸福を祈る国はやはりすごいと思わざるを得ません。どこかの主席や、大統領とは大違いです。平成最後の年、来年の天皇誕生日はなし ということで、西暦運用では味わえない 節分、時代の区切りを感じます。

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