4K v-logL撮影したものを無料のDaVinci Resolveで編集

特に業務用ビデオ編集マシンは日々、使い慣れたハードとソフトの組み合わせで使います。しかし、時代が進んだにも関わらず、たいした機能アップをしていないのに、いやむしろ提携していた便利の3rdベンダーソフト群を切り離しながら、アップグレードに見えない状況下でOS縛りを元にアップグレード強要するものがあるとすれば、他にリプレースするタイミングにさえなります。

つまりいくらユーザが多かろうと、このソフト業界も帝国の安泰はないというわけで、とっつきにくい&使いにくいと思っていたDaVinci Resolveもさすがに15のバージョンになると、得意のカラーグレーディングだけでなく、カット編マルチカメラ各種イフェクト特殊効果や、文字のモーショングラフィックス、さらには音声の自動同期をやりつつ音声の高度な編集まで出来て、グラフィックがNVIDIAのそこそこなモノならノートPCでも4K動画がサクサクリアルタイム編集ができるようで驚いています。

操作性は粗削りですが、慣れると気にならなくなります。

これが無料(GH5の4K10bit編集は有料)ということに驚きですが、編集マン同士でxmlで編集ソースをやり取りしなくても、まるまる編集プロジェクトファイルだけをやり取りするだけで、簡易な複数人編集ができますし、パーツ毎の高度な分散編集もできるようで未来系ですね。使い慣れたものは使い続けるとしても、他のメリットが出て、かつコストパフォーマンスが高ければシェアは奪われるという気がしています。Adobe社も月額支払いに舵を切りましたが、やがて映像が主になると、ソフトをたくさん併用する手間が省け、そもそも学生は無料に弱いからこちらに軍配があがるような気がしてなりません。

 

そういえば中国アリペイ

などネットショップアリババが決済市場を左右する仕組みが、この日本にも押し寄せています。郵便局もスマホ単体で決済する仕組みを急いでいるようですが、AppleやAmazonなど、決済手数料で商売していない企業が自社のエコシステム利用で稼ぐとして手数料無料か、激安で入り込み、本来銀行やカード会社の専売特許の牙城を潰すのと似ているような気がします。

Black magicdesign社のスタートは2001年オーストラリアで起こした総合映像機器メーカーであったように、ソフトメーカーではない。結局、敵は同業種ではなく、全然違うところからやってくるというのが、これからのトレンドになるのは間違いない。横並びでの護送船団方式が通用しないから守りようがないし、攻める側は楽しい世になったようです。

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