スマホの写真クオリティの先にあるもの

レイアウトぐらいは頭で考えて、あとはシャッターを押すだけで、綺麗な写真が撮れる。解像度、質感ともに上がっており、高額ズームや、HDR、ボカシまで搭載する電話機もあるぐらい、ひょっとして自分の力で撮っていないのではと思えるぐらいスマホ写真は進化しました。

 

須磨戸本

そういえばスティーブジョブズがドヤり顔で出したiPhoneの頃は、電話機に音楽プレーヤーがアドオンされた程度でしたが、もう若者にLINE前に電話すれば怒られるぐらい電話が使われにくくなった今では、フォン自体がおまけになった感もあるから不思議です。

であるならスマートフォンという呼び名でなく、スマート機器。いやポケットにも入らないぐらい大きいものも増えたので、通信とポケット、コンピュータを組合わせて今思いついた造語、「ポケコミュータ」がいいかもしれません。昭和の安っぽさが・・目に染みる(笑)

 

スマホの進化はいよいよ新しい基軸へ

思いっきり脱線しましたが、とにかくコンパクトデジカメさえ覚えらず諦めていたお年寄りでさえ、見やすく解りやすく、キレイに撮影できるとiPadを両手に持った立ち姿も珍しくない昨今、写真高画質に重点を置いたスマホ競争のお陰で、誰しもが綺麗な写真が撮れるようになったと確信しています。ビデオもだけど。

レンズのアドオンできる周辺機器まで数えたら、もうできないことはない(メーカーはやることがなくなった)スマホの未来予想図は、今日のGoogle I/O 2018でも見られたように、明らかにAI、人工知能の進化にあります。

バックボーンにぼう大なデータソースを持ち、自身も超高性能で高画質なCPUとGPU独自ロジックで計算し続けるAIプロセッサを持ち、人間同士の会話のごとく自然に話をし、中断せずスムーズにお店の予約やメール声で会話し続ける。初回のみウェイクワードを呼べば、継続して話続けられる予定のアレクサなどのスマートスピーカーの潮流とも合流しつつ、もっともっと簡単便利になってくることが期待されています。

もうとっくにPCの領域を離れつつ、さらなる独自進化するスマホ。一方で、下手をすると誰もなぜそういう風に機械が動いたか開発者さえ解らないディストピアの流れも十分に見えます。

まさに人間が出来ることを置き去りにして進むこのサジェスチョン、機械側のおもてなしの流れは、日本人を超え、人間の脳みそを小さくしていく予感さえ漂っていますが、デジタルもアナログも体験した世代の私としては、楽しみつつこの先の様子を見つめていたい思います。

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