ビデオ活用のメリットはあちらこちらに

いかなる現場であっても、ビデオを使うメリットはあちらこちらで発見できます。もうかつての役所の予算消化の道具ではありません。商品説明から、イベント告知、クラウドファンディングなどのお金集め、顧客サポート、生中継による通販など、きたるC to C時代には欠かせない要素です。

また企業の周年記念事業や、卒業式パーティーなど、大勢が集まる会合で思い出に残るものとして、ビデオは欠かせません。アイスブレークのオープニング、中ほどのインタビュー、会社の数十年後の目標をイメージ化し、社員全員意気投合させてエイエイオーに繋げるラストの掛け声前に流す映像も有効です。

 

動画素材が企業に増えてきた

かつて多かった写真のスライドショーはなくならないまでも、動画素材も個人や各部署でスマホやPCの中にそれなりに蓄積されていることが解ります。

結局はその素材群をどう料理するかが、映像を制作する側や依頼者側のプロディースとディレクション力の腕の見せ所になりますが、自己中ではいけません。しかし案はなくても素材の料理に加えて撮影という項目を入れるだけで、劇的にクオリティーがアップするのは間違いありません。なぜなら今の情報だから。

 

ヒトケ

どんなに美しい花や景色が映っていても、よほどのアートでない限り、ひとけ(人気)がない映像には、心を動かされることは少なく親密感共感も起きにくいですが、自分が出演したり、自分の子供が出ていたり、仲間が登場すると、一気に楽しくなります。

粗を探す目的も良し、普段言わないコメントを後から茶化すのも良し、まさに眼と口と脳が美味しい映像と感じるのだと思います。白目と黒目があるのは、見る方向を相手に伝えるため、まさにコミュニケショーンするためだからか。

ということで、ジンバルグリーンバックを使った卒団式の編集も大詰め。コーチなど大人が改まって選手にメッセージをこめる映像を撮影するだけで、引き締まります。あとは演出の力でしょうが、難しいことをしなくても、もう整ったと思えるから不思議です。

 

卒業のビデオも求められるものが高度になってきた(笑)

100万人の登録ユーザに対してYoutuberが日々やっている製作一式の工程は、苦行であることは想像できるけれど、きっと近い将来、企画、撮影、編集という言葉で割り切れないぐらいの力を手に入れ、近い将来生き残っていけるポテンシャルを手に入れていると思った今日1日です。

 

ちと脱線ついでに

個人的には映画作りは人生の集大成に良い手段だと思っています。

チケット売る流通業、制作で大勢を使って短納期で良質なゴールに向かわせる製造業、遺す公共(アーカイブ)、興行収入で次作につなげる良質な営利事業(サステナブル)、膨大なリスクを負う起業、金や有志、仲間を集める人たらし業(良い意味で)。

本や新聞、テレビよりもストレートに伝えられるメディア業、広く金をかけず大勢に直接的に人を泣かせたり感動させたり、明日の活力を与える宗教業でもあり、社会問題にメスを入れる政治業人、モノ、金、伝達、遺す、人生全ての要素が詰まっている結集だと思うのです。

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