大画面で見る、大勢で見る、タブレットで見る

いろんな状況によって楽しみ方や感じ方は異なると思います。

 

思い出の記憶が深くなるのは?

特に思い出の記憶が深いのはいったいどんな場合でしょうか?人それぞれかもしれませんが、恐らく脳の記憶はより属性値が多いほうが忘れにくいはずです。

IMG_9251たとえば好きなアーティストのコンサートなら、わざわざ遠くまで行ったという場所の情報とその季節や気温、そして盛り上がり含めた空気感、その場のニオイ仲間との楽しい会話セットになって深く刻み込まれるのだと思います。つまり五感を使うのが最高。

一人で映画を観たとして、どんなに楽しく感動したとしても、ウルフルズの楽曲「忘れちまえ~思い出せ」のように、やがて感動したことすら忘れてしまうでしょう。

hhh思い出すためにたどる綱というのか、ロープというのか、つかめるひもが何本あるのかということがポイントだと感じています。これは脳が記憶を深くするためのアルゴリズムに適っています。

 

日本一高い山は?

本当にあった私話で恐縮ですが、富士山という言語を忘れた御仁がいたとして、その他の属性として「フジマウンテン」「雪景色」「一富士 二鷹 三茄子」「静岡」「山梨」「千代の富士」「ふじやまげいしゃ」「MT FUJI」という風に記憶をたどる別のワードと繋がっていれば、そちらからたどれることになります。

もちろん一対一での接続よりも、それぞれの記憶が複数のひもを持つメッシュ状態であれば、複数組み合わせることで、記憶が復活するというわけです。

 

脳科学的には新しい記憶を刻む時にピリリと痛みが脳に走る!!

ようです。コレは物理的に電気を走らせることで神経の道が出来るといいます。しかしまだひ弱い記憶を深めるためには、思い出し続けることで神経が太くなることです。しかし1本を太くするにはすごく時間がかかり、それよりもいくつかの既にある記憶と連携させたほうが効率がよく、脳はそれを欲求しているようです。

ある年齢を超えると新しいことを考えるのが辛くなります。しかし新しい物好きな人なお年寄りを見つけることも難しくありません。きっとこれは経験上やがてその痛みが快感に変わることを知っている人なのかもしれません。(SとかMとかの話ではなくって・・・)

とにかく新しい物が好きな人は、たくさんの種類の記憶がメッシュ状態で繋がっており、新しい記憶と繋がりたがることを知っていて、繋がったときの脳の快感、つまり嬉しい気分になるからだと思っています。昔とった杵柄という言葉があるように、いろいろやることのメリットは大きいと思います。

つまり新しいことが苦手なら、どんどん新しいことをすべきという逆説的な手法が有効とうわけです。(笑)  苦しみから逃れる道は苦しむがよろしく候。良寛和尚の言葉です。

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