すでに映像は基幹業務–新人教育に映像を使う

マナーを伝える、技術を教える、よくあるミスを何とかしたいという社内の新人教育部門の視点に立つと、様々な難題があることが解ります。

しかし映像はそれらのどの問題点に対しても最適解を持っています。本来はOJTがベストですが、教える人=業務から抜けられない人だったり、覚えることが多岐にわたりすぎて何人も必要だったり、もう独自の職人技を伝承し続けられるほど世の中は時間の猶予がありません

といいながら映像でのマニュアル化は、最適解とは言え、ベストとは思いません。合理化しすぎて育てるという点が欠如したがために応用力がなくなるリスクをはらみ、他社差別化のために職人技を深める要素は会社にとって一番の原資だと思うからです。そのためにも長い期間、いろんな手段で(例えば知識と実践の繰り返し)育てる必要があると思っています。

 

そういってられない

とにかく即戦力にして収益のプラス要因にしたい企業がほとんどであり、もう日本人であることすら条件として求めないジャンルも増えてきました。

言葉の問題、理解を瞬時に深めるためにも、やはり映像は究極の手段なんだと思います。では実際の中身はどうすればいいでしょうか。

このあたりがノウハウの蓄積が必要な部分で、いくら動画がいいと解っても、作り方がひどいと、観るを強要する映像だからこそのデメリットだけが光ってきます。

スクリーンショット (109)_LI

ひどい動画の例

  • 声が聞こえない
  • 手ぶれやピントズレで見づらい
  • 音の大きさが一定でなく、ノイズも各所にある
  • 自己満足的な音楽と身勝手な映像切り替わりが気持ち悪い
  • 絵が小さくてスマホでは肝心なところが見えない
  • 文字が早すぎて読めない
    PowerPoint詰め込み資料が挿入されていて覚えられない

 

ダラダラと何を言いたいのか伝わらない映像はつらい

ということ。大勢を巻き込み、大量リソース消費した割には、メリットがなかったという結果にもなり得るのも映像なのです。

動画にすべきものは動画、写真でいいものは写真

そして紙と併用して見せることも含めたマニュアル作りの王道が実はあります。そして見る側の感性に響く、響かないすらちょっとした間だったりするのが映像です。

 改めて映像を設計するということはとても大切な時代になったと思います。企業の中で完結するとして、ディレクターもプロデューサーも必要になったということです。ということで絵コンテもタブレットで書く時代がきそうです。

 

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