稲妻に打たれたようなシーン

赤穂義士祭を撮影した翌日の帰路、稲妻に打たれたようなシーンに出会ったんです。

写真 2015-12-15 12 12 02新快速の電車の中、ちょうど明石の海岸線の対岸を走ってた時のこと。

そこで鈍行列車とすれ違いました。

何気に観客の仕草を見ていて、ふと、ある共通点に気付く。本を見る人、寝てる人、真剣な表情をしてる人、しかめっ面してる人、ほとんどが平日勤務で疲れた表情にみえた、もう後ろ姿見てるだけで疲れが伝染しそう…一方で、こちらの鏡かもしれない。

だけど、なぜか、何処かで、追い抜くこちらの列車を、キラキラ輝く何かが私を捉えたんです。

写真 2015-12-15 21 02 01彼らは全車両のうち、6人と見つからなかったんだけど、なぜか特別に目立っていました。

 

それは、赤ん坊や、母親に抱かれて外を見つめる幼児の眼。眼の先に広がる希望の光が映し出され、キラ星のように輝いてました。

 

ふと昔を思い出して、キラキラした彼らの気持ちに戻りたくなりました。あの時、私は何をしたかったんだろう。

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