タッチパネル操作のお行儀
産まれたばかりの赤ん坊が、オオカミを自分の親とすることがあるように、初めて触る目新しいい体験は、最初のものが標準値になります。
iPadがつくったタッチOSの挙動は、拡大・縮小ののピンチイン、ピンチアウトや、スワイプによる写真送りなど、人々の感性に近い操作も相まって、事実上の業界標準になりました。このおかげで、電車などの切符売り場ですら、小さい文字をみると、ピンチインしそうになる自分がいます。
iPad Proと取り巻く周辺環境
この11月に大型のiPad Proが登場し、Apple Pencilを目玉として高性能、大画面をひっさげ、新しい標準値をつくろうとしています。
日本のPCメーカーがこぞってワコムと連携し、Surfaceを擁するMicrosoftも追従したこの市場さえ、Appleは業界の図を塗り替えられるのでしょうか。
確かにAdobeなどPCからスマホ、タブレット向けに、PCと同等以上の機能をもったソフトウェア群をリリースし出せば、この直感的な操作感の上で動くツールは、今まで以上の新体験が出来そうな予感がします。
先人の知恵との闘い
一方で、手書き文字文化は既に存在し、アニメソフトや、データ管理ソフト、OCR機能など様々なカテゴリーで、クリエーターに、企業に入り込んでいることも確かです。先日購入した新兵器のOCRは十分ビジネスにつかえるクオリティーでした。
いずれにせよ、作り手は良い意味での企業間競争は、コスト、使い勝手の進化に繋がります。
ビジネスビジネス
そういえば、今日は、講演会2時間の記録をどうすれば、きれいに文字お越しを楽に出来るかという相談をもらいました。
思わず、脚本の音声入力で省力化していたMyPCのソフト、ドラゴンスピーチV6を思い出しました。久々にWebを探してみたところ既に11まで進化し、世界シェアNO1も維持しているのですね。
また本日、お絵かきツールが対応したニュースがありました。
ライブ配信機能を備えたお絵かきツール 「kakooyo!」(iOS、Android対応の無料お絵描きアプリ)がiPad Pro、Apple Pencilに12月中旬より対応
過去の資産が勝つか、新しいタブレットが勝つか、音声、手書き、映像をキーワードにクリエイティブツール戦争が起こりそうな予感です。 |