カメラマンも進化し続けるしか

イベントのスケジュールを作っています。
別に隠す必要も価値もない内容ですが、一応もったいぶって、ぼかしも入れています。

案外楽な工程

イベント実行スケジュール2スケジュールづくりというのは案外やっかいな工程です。MS-Projectでマイルストーンを管理するようなプロジェクト管理が必要でなければ、EXCELとか、WORD、PowerPointで四苦八苦するのが一般的だと思います。

しかしあらためて思ったのが、iPadにペンを使ってお絵かきすると、このようなスケジュールを作りこむのが案外楽なこと。

数か月前にすべて手書きで、大手企業何社かの課長職に提案書を出したケースが何度かありますが、さすがに無理があったと思うシーンがありました。

だから使いどころを考えるべきと理解したのですが、ワープロと手書きの混ぜ具合・・しかも作りやすい割合とは・・・難しいものです。

そもそも字のキレイさや、見せるものなど諸条件に左右されるため、厳密な答えはないと思いますが、大タイトルや、何度も利用する部分、まっすぐ見せたいものはワープロや描画線や円などを使った方が視認性が高いと感じています。

 

ベクトルデータだからできる操作体系

イベント実行スケジュール文字や描画線を入れたり消したり、書いたものを移動したり、縮小したり、色を変更したり、太さを変えたり、上下の階層を変更したり、まとめてつかんでコピー、ペーストしたり自由自在。

手書文字にワープロ文字混在するだけでなく、写真の挿入も自由自在です。このソフトの色数はあまりありませんが、その場合はまた別のツールが入っています。

おそらくたぶん、これが未来のツールだなぁと思います。iPadのそれは、手のひらがのっているとマルチタッチならではの誤動作を起こしてしまいます。中にはペン側でパームリダクション機能を付与するものがありますが、価格が高いことと、万能ではないようです。しかしソフトウェア側でも優秀なものがあって、その領域の拡大エリアにしか描画されない機能があります。

業務用を狙うiPad Proしかり、長年儲けさせてもらった日本企業に恩を感じず、欲望むき出しになってきたSurfaceしかり、手書きのペンを主力として提案しています。感性に従順なペンと声(音声)を使った入力手段がそろそろ本気でマウスを駆逐する時がきたのかもしれません。

 

感性を刺激するペン

自身もペンを触っていて、不思議と、ない知恵が働くように思えます。なにか右脳的な何かが刺激されて、左脳も同時に活性化するような感覚というのでしょうか。

一応、簡易なメモ書きを見ながら、今回のスケジュールを清書したのですが、メモに向かっていたときには思いつかなかった必須項目が、次から次へと思いつくのです。

昔からお絵かきは、音楽を奏でる行為や、土を耕す行為同様、全身を使って脳を活性化させる精神の病のリハビリに向く作業です。

逆にマウスを手にしてクリエイティブを刺激されるといえば、奇抜なマウスでゲームをしたり、オリンピックのロゴのごとく、他人のサイトからアイデアを盗むことぐらいでしょうか。(笑)

 

デジタルとアナログのいいとこどり

とにかく誰しもが紙にメモをすることはあるでしょう。だから鉛筆とノートでもいいのですが、色を変えたり、部品を移動したり、さらにはPDF形式保存拡大してもキレイにし、通信を使えば瞬時に共有が可能 というメリットには勝てません。まさにデジタルとアナログの良いとこどりができる手法だと思っています。

iPhone6S,6S Plusの4K動画画質が、ニコンやキヤノンなどのデジタル一眼レフ動画のそれより優っているというレポートが出てきて、驚いています。

切り取り、見せ方という技術はセンスや経験が問われますが、支払うギャランティーを天秤にかければ、まあ社内でやるか となっていきます。まるでテレビ局の番組司会を社員にさせるように。

それを証拠にニュースメディアの記者が既に、デジタル一眼レフと高音質のマイクを使って、日々、ニュース記事を無料Webサイトに上げています。

記者の負担はハンパないと思いますが、映像のクオリティーがひどくなった一方で、プロが使われる機会がずいぶん減ったように思えます。速報性優先だから品質は二の次でしょう。(さすがに大物のインタビューは除いて)

既に映像や写真は読み書きソロバンのごとく、誰しもの必須技術になってきたように思います。となると、プロとしてやっていくためには、さまざまな感性やツールを取り込みアイデアをビジネスに昇華させ続けるものしか生き残れないのかもしれません。

とにかく売れっ子であったとしても、それに満足せず、切磋琢磨し、なんちゃってカメラマンや、機器の進化に負けないよう、進化する必要があるのです。

黒船が毎日やっている時代だからこそ

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