クローンディスクとスマホ技術万歳

いつもお世話になっている方のPCがおかしいとの連絡あり。日中にコスプレイベントの打合せがあったものの、その前後に対策することにしました。

午前中から現地に行ってみると、Windows7で起動時になにやらディスクのフィジカルエラーのようなメッセージが出現。致命的ではないようで、Continueを押すと、前に進みます。

起動させてみれば、正常時と見た目は変わらないWindows7ながら、なにか動作が緩慢で、いつふっとんでもおかしくないような状況。HDDはとても熱くてすぐに触れなくなるようになるようで、どこかのセクターかがおかしいようです。

HDDからSSDへの換装256GB

HDDからSSDへの換装256GB

当然、PCのプロでなければ、どうしていいか解らない。
もう一台の使っていない(使いにくい)Windows8があったので、代価機としてMyDocumentのデータをこちらに移動し、主要機能だけを使えるようにしました。どうせならということで、Windows10への誘いもないのに強引にWindows10にアップグレードすることにしました。

無事、事は収まったのですが、新しいはずのこのPCはセレロンCPUで、メモリは4GBとWindows7の倍ながら、CPUがCore i5と比べると明らかに基本性能が落ちます。

ということで、先方には今までのWindows7 PC100倍早くしませんか?と提案し、新PCを買うことを思ったら安いということで即決。コスプレイベントの打合せ2.5時間後に、自転車で日本橋にSSDを買いに出かけることにしました。

店員にも確認したところ冒頭のWindows7搭載のHDDは、TOSHIBA製の256GB、SATA3GB

高価なSSDを買っても、SATA6GBではなく、3GBで頭打ち、実レートが400Mbpsにも満たないため、お値打ち感のある256 SSDにしました。1万2千円弱。

そしてこんな時クローンできるソフトは便利です。転送元と転送先を間違えなければ、よほどのことがない限り、最短データの複製が出来ます。

実際にPCに2台のHDDとSSDを接続し、一気にクローンを作った後(約30分)、コピー完了を確認するため、PCに外付け接続してみました。

すると、変なエラーが出現し、復旧するかというメッセージがあったので、回復を選びました。

どうやら、これが起動時の主要因だったようで、PCに差し込んで起動すると、エラーもなくぶっとびのスピードで起動しました。(古い方のディスクも同じでした)

あとで思い出したのですが、どうやらエラーは「 SMART 」というハードディスクの自己診断機能が働いていたのです。そしてバックアップしてデータ消失を予防してください。またパソコンは修理又は買い替えを検討してください。といったメッセージを見逃していたようですが、100倍とはいかなくても、なんとか、爆速で信頼性の高い新PCが完成したというわけです。

医者が相手の症状や、現象をつぶさにチェックし、最適な診療方法を決定するのと同様、ITの世界も簡単になったとはいえ、まだまだプロの領域だと思います。バックアップも取得せず、いい加減にやったら長年蓄積したデータが壊れますから。その点、昔とった杵柄(きねづか)とはいえ、SEを経験していて良かったと思う次第です。

一方で、まったく不思議なのはスマホにせよ、タブレットにせよ、今まで使ったiOS端末は、iPad Touch初代も含めて一台もトラぶらず現役です。確かにこれがトラぶれば、消費者が何も手を出せないから、当然と思いますが、やはりすごい技術を感じます。

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