著作権 侵害行為

もし貴方がクリエーターで、著作権を侵害されないためにコンテンツに対して何をするでしょうか?

例えばそれが写真や動画であれば、copy rightか、製作者の名前をどこかに透かしで入れるぐらいでしょうか。Webページに許諾条件を書いたとしても、写真だけがWeb上で引っかかると、見られないので万全ではないですね。

 

先進的な例

著作権 問題

秋ナスはおなかを冷やすのでかわいい嫁には食べさすな

全世界で写真をレンタルするような企業が用いる先進的な例では(古くからあるけれど)、写真の中に著作権情報をデジタル的に入れ込む手法があります。画像をトリミングしても、反転させても、白黒にしてもデジタル加工においては何をしても取り除けない方式です。まぁデジカメで上から撮ればと思いますが、画像検索精度が上がった今、これも時間の問題でしょう。

すごい仕組みなのは、ネットにアップした場合、追跡ができること。遠方にいながら、その写真を使っているWebページを探し出し、端末側にリスト化して出してくれるということ。

後は、担当者がそのページに行って、Web画面をキャプチャーし、弁護士の連名で賠償請求をかける という流れが一般化しています。

特に海外企業は、国内のように著作権侵害をなくすことが主目的ではない企業が多く、消すだけではすみません。懲罰的賠償制度がないこの日本では、むしろ長期間泳がしておいて、上限までいったところで、内容証明郵便にて届け、数週間以内に賠償させるというやり方が通例です。

 

世の中をにぎわす著作問題

五輪エンブレム問題

わたしが撮影しましたです

五輪エンブレム問題でいろんな渦が巻き起こっていますが、仕事を出す側と、代理店、受ける人間がグルになって、マッチポンプのような身内で仕事をぐるぐる回す仕組みを、定期的にやっていたとのうわさがあります。国内ではねじ伏せたものも、さすがに世界戦になるとそうはいかないのは当然ですね。

いずれにせよ、絶対に受注できる仕組みでは、クリエイト能力がなくなるのは当然、関係者全員が仕事に対する緊張感がなくなるのは間違いないのだと思い知らされます。しかも責任をとれる人間がいないのは、例の新国立競技場の建設費用も同様、通じるものがあります。

ちなみに、プレゼンで使われたという背景の写真ですが、作者は透かしを入れていたにも関わらず、削除されて使われていたというから悪質至極です。

 

何枚も上手の海外

こんな記事を見つけました。
Windows 10では著作権侵害行為に関する情報が外部に送信されているという疑念の声

ちょうどTPPの中に懲罰的賠償と、親告罪が入っていることに、ピンときた人もいるのではないでしょうか。これがセットになれば、例えばメールシステムはもとより、パソコンシステム(OS等)を握っていれば、罪人のやりとりは筒抜けになります。

たとえば海賊版を手に入れたよと 誰かにメールするだけで動かぬ証拠になります。それがGmailWindows10Yahoo mailFEP(日本語入力)かは解りませんが、著作権者でなくても訴えて、儲けに加わる仕組みはすぐそこまで来ています。二次創作物の同人誌は崩壊すると言われています。

さらに、海外から食えなくなった弁護士がわんさか 国内に入ってくることも予想されています。海外では弁護士同士が裏で手をつないで価格を引き上げる悪行を抑える人がいるぐらい問題視されています。

個人的には、日本の企業の大半を占める中小企業を狙った訴訟がたくさん起こらないことを願っているとともに、著作物の侵害をしないよう、個人個人の心がけがいっそう必要な時代になってきたのです。

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