先日のマイクロソフトの技術系セミナーの生中継を見たけれど、ステディーカムが登場してきてびっくりした。
技術系の会社だからということもあるけれど、ショーのクオリティーがどんどん上がっていることを実感した。
やがてドローン映像が出てきても珍しくない。もう既に中継の中継、つまり遠隔地との会話やセッションもやっている企業を見たことがある。こうなると次は世界に散らばる社員開発者や、お客さんも巻き込んで壮大なライブになってゆくだろう。トラブルも多いかも知れないが、ビジネス=スピードを考えると、株主総会をする以上に新商品発表などのニュースの速報性と生は相性が良い。
今回、途中で音楽アーティストが、作曲をタブレットでやっていたが、音符を手書きで書いたら清書されるのには驚いた。コピペも可能だ。
こうなると教育も、手書き文字はもちろん、写真など多用な見せ方が可能になるだろう。
映像は大きく数種類に集約される?
何度も書いているような気もするけれど、やはり、動画は文化的な映画や娯楽系と、生中継だけでほとんど用が足りる時代が訪れてしまうのではと思ってしまう。
もちろんVPなどはなくならないし、シナリオは大切だし、伝わりやすいように要点を纏めて、ナレーション原稿をつくり、タイムを設計する必要はある。だからVP系の監督やカメラマンが不要になるとは思えない。しかし動画マニュアルやスピード比較など、合理性のあるものを伝える手段としての動画に集約されていくのではと思う。
それ以外のたとえば、PR系は役割が減ってゆく。メーカー本体がこれは良いから買ってね!とかお金をふんだんにかけたイメージCM、TV番組の中に組み込まれるインフォマーシャルは特に減るだろう。告知としてのお知らせは残るとは思うけれど。
とにかくCGをふんだんに使った豪華な映像や、アイドルや美人モデル、女優を使って商品を宣伝する映像、とにかく売り手が良いという戦略はもう時代遅れ&信頼されない。ステマは逆効果になる。
市場の第三者が評価してはじめてモノの真実がわかる時代になった。これは理にかなっており、Youtuber(ユーチューバー)の台頭は自然な流れのように見える。
もっともワインのソムリエのごとく、その業界はわからないから信頼できる人の言うことを聞くというスタンスはいつまでも残ると思う。ただし医療同様、セカンドオピニオンやサードオピニオンといったスタイルで。
そして生中継
新商品発表会など、メーカーだからこそ出来ることはたくさんある。世界に全国に、早く伝えたいものは通信による生中継に集約され、テレビなどのニュースは老人のためだけのものになる。
マルチカメラからの通信 生中継で、見たい人が見たい絵を見られるようになる。時間は関係なくなり、インデックスのような目次がつけられ、閲覧者がジャンプ出来る様に。まさにオンデマンド。見たい人に見たい部分を見せる。
映像編集者の主観で削らない。
DVDやブルーレイの媒体で縛られない。