グループウェアをやっていたころから、いやクラウドサービスなんてなかったずっと以前からITに関わっているけれど、その昔から社内の重要なデータを他社に預けるという概念はまったくなかった。
少なくても、メンテナンスにせよ、なんにせよ、そのサーバや仕組みを使う限りは、基より、中身は見られてもまったく構わない前提の腹ずもりでいないといけない。
メールはどうだろう
自身が様々なIDやパスワードを送って、閲覧され、クレジットカードなどが脅かされるのは自己責任としても、会社対会社、つまりBtoBでのビジネスではいっきに問題を難しくする。スマートフォンをビジネスで利用する人も多いと思うが、ここが曲者。仕事のメールを転送したり、そもそもフリーのメールをあてがっている時点で、新商品の計画や、ビジネス根幹に関わるデータ、株価に関わる情報、見積もりや請求などあらゆる社外秘クラスの情報がやり取りされているとしたら・・・恐ろしい。
もっとも、国自身が使い方を誤って、軍事データを公開設定にしてしまった・・・は笑うことすら出来ない。きっとこれはBtoBの縮図になっているだろう。
情報の流出はあなたから
かつて情報は、宝だった。いや、昔も今も儲けが変わるキーワード。それなりの人や企業がやり取りする添付含めたメールが全て見られるとしたらどうだろう。企業活動そのものが筒抜けになる。
外国製の文字入力ソフトやスマートフォンアプリ、はたまたスマホ本体から流れているというウワサも相変わらず絶えない。
なんとなくわかっているけれど、みんなやっているから流されよう・・・という人一人がBtoBネットワークにいるだけで、情報漏えいしてしまう。
何が安心で何がそうでない?
世界の名だたる企業はそんなことしないと、だれが言えるだろうか。
それぞれ規約は、保険契約のごとく、見えにくい小さな文字群でサービス使用の直前に判断をさせる。メールで送ることも、後から読むことも出来るが、なかなかじっくり読む暇と余裕がない人の方が多いと思う。さらに変更があった場合、ご丁寧に連絡をくれるサービス元はまだしも、変更があるかもしれないからうちのHPを定期的に見てね、というサービスもあるから大変だ。
フリー素材だと思っていたら、あるときから、どこかに買収されて、有料に変わっていて、賠償されることも普通にあるから恐ろしい。
賠償元は、弁護士軍団を立てて、ある日、そっと内容証明郵便でやってくるが、ポイント to ポイントなので、誰も気づかない&守ってくれない。
まぁ、そんなこと言い出すと携帯電話なんて、GPSしかり、固有のMACアドレスを持ち、通信機能がある時点で、スノーデンがさらしたプリズムを持ち出さなくても、国や通信会社、その他個人を監視すべき大義名分のある人たちが見られるだろうことは想像できる。
時間があれば、いや、時間をつくって、少しでも規約を読んで、守ろうと思う。
しかしカメラマンさんのフリーメールの多いこと多いこと・・・苦笑