ブルーレイ画質をDVDに封じ込める

保育所などイベント発表会といった記録撮影では、円盤1枚の一般許容量2時間を大幅に超えることがあります。

 

画質トラブル?!

トータルが2時間30分ぐらいなら、8Mbpsから6Mbpsなどに転送レートを落としてもさほど、画質劣化は感じられません。しかし、今回はなんと3時間半を超える映像コンテンツになってしまいました。

hoikusho_dvd案の定、DVD一枚に単純保存、押し込んでみてみると、画質がえぐいのです。これは編集上、フルハイビジョン画質を見ているからということもありますが、それにしても3時間半を超える画像は、特に目を近づけるとやばいです。

もっとも、コンテンツ(そのものの絵)が単調なら2パスエンコードなどで、さらなる画質ダウンでも気づきにくいかもしれませんが、子供がたとえば50人も80人も並ぶと、引きであろうと3列寄りのパンであろうと子供の顔にブロックノイズが現れることがあります。

さすがにこれでは、購入した父兄や父兄の代表者からクレームになってしまいます。

 

その対策

納品としてDVD二枚組みという手もありますが、媒体が2枚になることと、レーベルデザインも2種つくり、ケースも2枚組みにしなければいかないこと、それぞれのデザインの確認含めて、単純に原価が跳ね上がり、制作にも時間を要します。

じゃあどうするか、DVDのデュアルレイヤーにすると、8.5GBでDVD-Rの約1.8倍の量が書き込めるので、これはありだと思います。ただし、媒体原価が上がり、かつ再生互換性が落ちます。

今回はお客様とも何度か検討した後、結果、MPEG-2の2倍以上の圧縮効率である形式で、ブルーレイ画質をDVDに落とし込み、正規なものではなくPC用としておまけ配布することに決定しました。

DVDなんかより断然キレイだし、次回こそブルーレイを選ぶお客さんへの良いデモになると確信しています。(ただし誤って未対応のDVDプレーヤーに入れてしまうと出てこないリスクもあるようで注意が必要)

オーサリングは単純操作で切替え可能なので、あとはエンコードにどれぐらいかかるかというところでしょうね。

 

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