テロップと字幕
外国映画や、NHKなどの国会中継、DVDやブルーレイなど、下に出てくる文字は「字幕」と表現されます。
「テロップ」はどちらかといえば、強調したいところだけ、さっと挿入するようなものと、勝手に理解して使い分けています。
まぁ使い分ける必要もないのですが、お客さんとの会話で伝わらないことがありまして。
最近はYoutubeでも 自動テロップが標準搭載されていて、ONにすれば使えるしその精度含めて、とても身近な存在になったかと思います。
何が良いかというのは、
- 映像と分離しているので すぐに修正、確認ができる
- ユーザ側でON/OFF、サイズや文字修飾、位置など変更出来る
- データの可搬性(流用性)が上がる
(映像と分離させれば、映像ソースも含めて将来的に使い安い) - データ化して次に流用できる
(毎年の定例イベントなど、担当者が変わっても渡しやすい) - 第三者と共有して チェックなど閲覧が簡単(埋め込み動画は運用が大変)
- 大量処理に向いている(一覧性がよい。EXCELやメモ帳など使ったら簡単)
- 見え方を一括で変えることが出来る(一回一回、修正が不要)
- 万が一、ユーザ側の大修正が入っても、ワンボタンで反映可能
(一枚一枚開いて修正するのは悲しい) - 二カ国語など多言語があっても切り替えできる(映像スペースを無駄にしない)
- DavinciResolveやYoutube、TMPGEncなど、変種ソフト間を相互流用できる(SRTとかxsubtitleとか)
- 見た目の統一感が出来る
結局は、自身で完結するのであれば、自己責任でいいのですが 第三者など、人が多く関わる場合にとっても有効な手段なんです。Youtubeなどアップした動画に対して後からテロップを入れるのも簡単ですし。ONにするのは、知らないユーザには依頼する必要あり。
もちろん、デメリットもあります。
- ここだけ赤とか、大文字だとか、イレギュラーに弱い
- タイミング(INとOUT)を入れる必要がある
- 最初のレギュレーションを決める必要がある
(事前に設計というか、全画面共通のフォントなど、平均的に具合の良いものを見つける) - 映像尺が変わった際など、全体をいじるのが面倒
ーー>これらはアプリ側がサポート・補完してくれるのでデメリットとは感じませんが(^_^)
DavinciResolveやYoutube、TMPGEncなど複数の字幕属性も持てるので
何パターンも使えるし、タイミングを一斉に何秒ずらすといった機能を持つソフトもあります。
結 論
ずいぶん前から 実施し、ブログでも書いていますが、タイミングと表示文字、文字フォントなど、特に定例のイベントなどは、データで流し込んだ方が圧倒的に便利かと実感しています。
とうことで、カンコンの編集もそれで実施した次第です。当然、関係者には修正しやすいように テキストデータも渡しました。
そういえば、新聞とかデザイン作業もとっくの昔にそうなっているし、Webもデータとデザインが分かれていて、自然な流れなんだと思います。