今日の午前中
サイネージへの映像挿入で行ったはずですが、USBでもらったデータはなんと2GB越え。たかが20分で2GBは、どう考えても異常です。
しかもHD画質(1920*1080)サイズのモニターに4K(3840*2160)の映像素材だから、過剰だということが解ります。これがネット経由で大量のモニターに配布が必要な作業があったとしたら、狂気の沙汰です。
ちなみにDVDのデータ部分は約4.3GBですからその半分ですね。
つまり相手の立場になって仕事をすれば、最高画質で送るだけの安易ななんちゃって作業よりも、コンテンツの中身はもちろん、利用する端末サイズを聞いて、ニーズを聞いて、最適化データを出力するのは社会人として当然のこと。
例えばHDと4Kでは4倍の差が出るわけで、2GBなら、500MBで完成させられるということ。
結局 最後の担当者が被害を受ける
再生端末が2GBしか空き容量がなく、そもそも性能的に4K動画は再生出来ないマシンことで、私が現地でデータサイズを小さく、HDサイズ化するレンダリング作業をすることになってしまいました。
もちろん突き返すことは出来ましたが、二度手間もいやだから。
もちろん万が一の為に、PCタブレット LOOXを持参していたので、立った状態のまま、画質劣化は最小限にしつつ、300MB程度に小さくレンダリングしました。GPUを使う簡易レンダリングで実時間15分ぐらいでしたが、入れるだけの作業で来て、ここまで最適化する人は少ないかと思います。
画質が悪いモノを 拡大表示するよりもマシ
と発注者からの声が電話口で聞こえてきましたが、ファイルサイズを小さくしないと、意味が無いし、HDジャストサイズで作ればいいだけ。全くこれは違う話であることが解ります。
いずれにせよ、相手に無駄な作業をさせて、さらに納入先にその負担額を払わせる時点で、やはり素人だと思わざるを得ません。(業者向けにたくさん動画を作っている人だと言う話ですが、ただの素人)
問題だと思うのは、それを正しく指摘しないことや、再発防止のための対応を、関係者がやれないこと。
すべて解りやすく、いろんな表現でこちらが指摘したつもりですが、技術というか言葉の意味伝わらず、左から右へと展開する仕事が、いかに多くの末端作業者を苦しめているだろうことが、手に取るように解ります。
仕事は小さいことからコツコツとですが、きっちりやるということ、何のためにそれをやるのか という考え方が、特に大切だと思った次第です。