感染症と戦う 防備録3

前回同様、歯科技工士のための感染知識と対策例 を少し読んでいます。

感染症は難しい言葉の数々が並びますが、命に関わる身近な問題が多く、少しづつ学べればと思います。そこから抜粋、引用します。(一部改変)

 

レジオネラ菌

水中で増殖し、ほとんど濁ることもなく、ぬるぬるしたバイオフィルム集団となって、長期間生存することが出来る。清掃手入れのなされていないお風呂のぬるぬるの原因である。

加湿器で増殖したレジオネラ菌が噴霧され、高齢者や新生児を死亡させた例もある。

ぬれたままのタオルや雑巾がぬるぬるになるのは、レジオネラ菌などの増殖が原因。対策としては、たまり水を放置せず、清掃し乾燥させる等。

 

高齢者を襲う菌

カンジダ・アルビカンスは、高齢者などによる免疫防御機能の低下に伴って増殖する代表的な日和見感染症 起因性真菌である。

抗菌薬の長期使用で、菌交代現象として口腔内え増殖。修理義歯や印象採得には100%カンジダ・アルビカンスが付着していると考えられる。

 

標準感染予防策(スタンダードプレコーション)

米国疾病呼ぼうアンリセンター1996年発表された感染予防策によると、感染している人もそうでない人も、すべての人の血液や体液は、感染の危険性があるものとして感染対策しようという考え方。

 

歯科技工士現場でのお勧めから一般人もヒントを得よう

1.衛生的手洗いを敢行しよう
2.腕時計、指輪を装着しない
3.個人防護具の装着
4.作業代での飲食、喫煙しない

 

 

 菌はとても身近で怖い存在でありながら、テレビなどで恐怖をあおるところまではいいのですが、商品を売りたいメーカーと、広告代理店の合作では、どうしても直接商品に結びつける傾向が高く、結局一般消費者が、原理がわからないまま、素人知識のまま、これがCMでよさそうだったからというCGなどのイメージでごまかされ、買い続ける悪循環が起こっているように思えます。

自分のことは自分がよく知っている も行き過ぎるとダメですが、少なくても身体が不調ならすぐに医者に行くのではなく、最近運動しているか、睡眠はとれているか、便秘は大丈夫かなど、自分自身に聞くことからスタートすべきだと思います。

数ヶ月間、左の手が定期的にしびれて、脳を疑いましたが、左手を使っていなかったのを思い出し、歯を磨く手も、掃除をする手も意識的に左手を使ってたらあっさり治りました。さらに、慎重165cmに対して、70Kg近くまで太り、何をやってもなかなかやせなかった体重が、電車をやめて4,5駅程度は歩きを意識して生活していたら、1年も経たずに15キロ健康的に痩せました。(笑)

数年前に作られた映像。隔離されたハンセン患者が住む島に入

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IMG_2273り、生活に密着したドキュメンタリー映像を今日拝見しました。編集された方にDVDを頂戴しました。

とても悲しい病気。感染力の極めて弱い細菌による病で、療養所に通う方は2500人を超え、平均年齢は80歳を超えます。10代で治療2年で戻ってこれるとだまされて故郷を強制的に離され、連れてこられて隔離。外部の冷たい目は、飼われた家畜を意味する座敷豚という醜いあだ名をつける。何もしなかったわけではなく、盲目になった後も手作業を精一杯やってきたつもりなんですが・・・・と彼女は言う。IMG_2274

そんな差別に耐えながらこの病気を発症してきた人の声を次世代に伝えたいと 取材を受けてきた方たちの声を聞いて涙してしまいました。

それでも寄り添うご主人がいる。献身的に数十年、病気をわかっていて、食事から農作業、なんでも変わりに行う。明るく、前向きで愚痴を言わない。やはりその人にできない試練はこないんだと改めて思い知らされます。

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