能は奥が深い

4/1 山本能楽堂さん 谷町の中大江公園桜下の能

恒例の町おこしイベント。30分だけですが 無料で見せてくれるということで、カメラと配信装置片手に、勝手に撮影・ライブ配信をしてきました。

実際には、直前まで納品に追われ15分前に準備してライブアドレスも作っていない状態で公園に突入したので、少しミスがあればできなかったと思います。それでも回線を3回線繋げたおかげでそれなりに高品質で配信ができたとうれしく思います。

現地には外人さんも ちらほらとおられて、旅行者が大阪にも入ってきていることに驚きつつ、山本能楽堂 おかみさんが、演目説明で高砂を日本語説明でおこなった後に、英語でまったく同じ内容をスピーチされたことに驚きました。

それだけ海外から、施設側にお越しになっているのかもしれませんが、目の前に座っていた外人さんがうなずいていたから、十分ネイティブにも伝わったのだと思います。中国語だけは合わないからやめてほしいと切に願っています。

近所の玄米ベースの健康弁当を調達

13時から17時まで大きな演目「巴」「山姥(やまんば)」の2つと、仕舞、狂言をひとつづつはさんだ有料の演目を、公園の真裏のお堂で、堪能しました。

あらためて思うことは、何度も書いているかもしれませんが、能は鎮魂の宴であること、戦国時代など無念に散っていった人や、悪党と言われた人を蘇らせて、その心の本心を、演者の体を借りて伝える

特に世阿弥の演目、山姥は、仏教である禅の教え「中とか空」といったすべて善も悪もなく、たんたんを今を生きている ということ、輪廻転生に触れていて縁からは逃れられない といった とても長文の解釈が難しい内容を、すべて言葉を暗記した演者がかわるがわる魂の言葉で発する内容は心が震えてしまいました。

無念を伝えたり、史実とは違って本当はこういうつもりだった など、まさにお経をあげているようにも聞こえますし、後半になると、次第に音も大きくなっていって、とても胸熱くなりました。

 

能の素人でもわかる仕掛け

何よりも感情移入できたのは、むつかしい演目である能の詳細を、資料として事細かに文節ごとに解説がなされており、十分に能そのものを楽しめるようになれたこと。

ビデオカメラは1台だけが狙っていましたが、個人的には四方八方、いろんな角度から最高の演技をとらえつつ配信できたら文化を伝える役割ができるのではと、少し商売根性が出た次第です。

とうことで、ライブ配信の様子です。(手持ちで 外人さんが背が高く苦しかった・・)

https://youtube.com/live/wlXbzZYcmjc

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