十二支:殷(商)の時代の亀骨占いに由来

あっという間に年末が訪れました。寒さは年齢と今の時を思い出させてくれます。

十二支とは

赤道を中心に木星の動きが何時に何処から昇り、何処に沈むか・・・を記録していき、暦に落とし込んでいった。
この十二年違う角度により反省するという我が国独自の考え方は、中国の原子仏教の十二因縁(阿含経に詳述)を加えたことによるもの。釈迦が悟りを得た後に果たしてその悟りが本物かどうかの反省、確認、作業をした十二の問題提起をして、一つでもその悟りにより答えることが適わなければそれは本物といえないとした。
釈迦のその様な姿に、反省し確認をするという在り方を、我が国では重要だと捉えた。
中国で干支を動物にしたのは何か意味があるか?ーー>方向性のみでは?

 

我が国のあり方・・・

東洋的、中庸の立場をとっている。人々が皆、身の内に本来備えており、それを如何に掘り起こしてゆくかに着目し、修養や育てることによって適材適所に最適化していく。本来備わっているからこそ、全ての解決法も問題点も其処にはある。これらを見過ごすことなく、丹念に精査する方法。それが節目に合わせて反省するということに他ならない。

ーー>

こういう考え方が融合して、凡夫の身であるお互いがせめて一年で一つでもしっかりと反省を重ねよう・・・と
考えられたのがこの十二支による節目の哲学である。節目に応じて相応しい反省をし、今をどうするかを鑑みて頂きたい
  • 我が国では一つの流れを持った哲学をここに込めた
  • 十二支による節目の哲学。
  • 節目に応じて相応しい反省をし、今をどうするか鑑みる。
  • かな=神の名=仮の名
  • これらの流れが一巡して物事が成り立つ。
  • 一年たりとも同じものはない。
  • その秩序を一年一年の反省すべき指標として著したもの。
十二年一昔とは、これらが一巡して完成していくこと。年の初めには、今年は*年だから、何に留意すべきかを考える。
これを節目という。
子:「根」 物事の根っこ、始まりが形作られる
丑:「運用」根っこより生まれ出た物事を粛々と運用し、道を作る
寅:「執る」丑年までにできた道をまず正しいかを確認し、
  周りに生える雑草を取り、何を勧めるかを実行する年
卯:「有」寅年までにできあがった幹を大きく飛躍させて伸ばす年

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