無駄にデカくなる電子公告は はたして北風か太陽か?

超巨大な横長ディスプレイ

今日、地下鉄御堂筋線 梅田駅に立ち寄った際に見た巨大ディスプレイ

既に何度か目にしていましたが、超巨大といってもいいぐらいデカイディスプレイに、ひっきりなしに動画広告が流れていました。

もちろんこれは、柱に埋め込まれているディスプレイ群にも連動しており、ビジュアル広告花盛りを、地下鉄の中でも見せつけられる時代になったことを示します。

懸念があるとすれば

  • 作り手の自由度が高すぎて全面を使うもの、そうでない同じ映像が横並びになるなどバラバラ。
  • テレビのポケモンフラッシュで目がちかちかして倒れた事象と同じようなことが起きないか
  • 最初は珍しくても飽きられないか(うざくなる)
  • 巨大な全体ジャックすれば強制的に広告を無理やり見せられるが、広告主に異常な悪意を持つ人の心を揺さぶらないか
  • 視界を遮るほどの大きな電子広告は 眼を強制的に悪くさせないか?
  • 効果が見えず廃れるのは時間の問題ですが、政治がらみの宗教法人、消費者金融、カジノやパチンコ屋さん的な派手派手&社会不安を呼ぶ広告が増えないか
  • コンテンツ側のレギュレーション(品質、サイズ、マナー等)は大丈夫か、誰が管理しているか?
  • ハード面に関して 焼き付きや寿命、トラブルなどであちこちドット欠けが起こらないか?
元SEとして、また映像製作に携わり、サイネージにも関わるものとしては嬉しい面も多いのですが、つまるところ、コンテンツ屋さんよりハード屋さんや代理店仕事がプライマリだろうと思います。
テレビ広告からオフロードされ、サイネージにきた新顧客を数えて売り上げ最優先でメトロ側も新しい収益源で儲かるから イケイケどんどんとなって、結果、北風と太陽の物語でいうところの、北風になってしまってユーザにマイナス効果を与えないことだけを業界人として強く願いたいものです。

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