2010年頃からカメラマンさんからの紹介で、石光寺さんに関わらせていただき、ほぼ丸4年近くになります。現地 住職の温かいご性格のおかげで、多くの実験をさせて頂きました。右のプチパンフを、その実績を踏まえてサービスメニューとして作ってみました。
まだまだお寺の素晴らしさを伝えるには、道半ばですが、ひとつの区切りとして、HPアクセスという点で纏めてみました。
世界中からのアクセス
安部総理が掲げるビジットジャパン構想では、現行の1,000万人の外国人インバウンド数を、2020年にはその倍の2,000万人としています。落ちるお金はなんと1兆円。
観光では圧倒的にアジア人が多く、中国人が7割を超えるとされており、一人当たり12万もの消費をする人たちを、ショッピング場所として免税店だけにとどまらせておくのはもったいないと思います。
4年間の推移
ほとんどアクセスは、後から増えていって、直近1年でユニークアクセス2万7千ユーザになっています。推移を見ると花のシーズンに上げ幅が増えていますが、全体に押しあがっていく様子が見えます。
トップだけが見られているのではなく、満遍なく全体が見られている様子が見えます。滞在時間も長い方は10分を替えてご覧頂いていることがわかります。もちろん動画の場合は当然滞在時間は長くなります。
もっとも石光寺さんでの現在は、頻繁なイベントはせず、年2回の牡丹、芍薬の撮影イベントや、Jazzやコスプレなどの不定期イベント、さらにコンテンツ追加時の、HP修正や素材収録に落ち着いています。
牡丹や芍薬を育てたいという由緒あるお庭を運営される方や、海外からの来客や、テレビ、ラジオなど、本気でやると本気のお客さんが集まり、それが伝播するのだと、学びました。
この先の寺社の発信について
この先、少子高齢化や、檀家離れ、墓離れが叫ばれている昨今、寺社の大小に関わらず、発信をしないところ=存在しないところとして、存続に関わることになると感じております。
一方で、ビジネスとして儲かるかどうかは別にして、古くからある寺社の良い所はたくさんある。それらが発信されていないと思うのも事実です。発信すれば、いろんなリターンや、関係者、お客様とのつながりが出来ることは間違いないことを実感したとともに、思いの強い寺社さまにはカタログHPでお茶を濁すのではなく、なんらかの発信&実験をやって欲しい。精神の病が大腸がんの10万人を大きく替えて潜在人口323万人とも言われる時代、彼らの精神に届けて欲しいなぁと思った次第です。