というのは大げさですが、日に日に映像の中でも生放送がだんぜん元気な気がしている。それはやはり成熟した世界ではなく、誰しもが関わり、これからもっと表現豊かになっていく無限の世界だからもしれない。
身近なアート?
”ナマ”という表現は題材が大きすぎるが、漫画家が工程ごと放送したり、アーティストが完成した絵画から逆回しに工程を見せたり、ゲームを解説しながらというものまで、ゲーム全ステージクリアしたぞ といった結果だけではなく、生で工程を伝える行為こそがアートになっているのかもしれません。
みんなが 次の時代、新しい時代という言葉 を発信しています。
これはどういうことでしょうか?恐らくソーシャルネットワークが一気にここまで膨らみ、遠い時代が見えなくなったものと思われます。過去の成功事例が通用しないのだから、皆が手探り状態で必死に何かをつかもうとしている。いろんなところに目もある中、本気でやらないと見透かされる。だから手を抜けないのではないでしょうか。
このためにも、技術のデパートではダメですが、レパートリーの引き出しとして、手法や手段、実績、そして何よりもトラブルなどの経験がものをいうと考えます。
今回の実験
その流れに遅れまいと、生中継の技術に最近はこだわっているのですが、今回の実験は、前回の生配信よりもより高解像度で、新しい表現を追いかけてみた。
今回もトータル1Mbpsの転送レートで作った映像。さらに、マルチウィンドウは、バリエーションが増えて悪くないこともありますが、視点がわかりづらく、やはりシンプルにいきたいと思っていました。
そろそろやってくるであろう手書き時代に備え、文字はワープロからipadにペンで記入。その生映像をアルファーチャネルではなくキーで抜いて合成しています。
上から文字で書いているように見えます。ちなみに時計が映った背景も映像です。電池切れで動画の意味がないですが、一箇所だけそれがわかるところがあります。6:35 あたりを見てもらうと、少し動いていて動画だと解ります。(笑)
つまり、サッカーなどライブ中継をしながら、マーカーで指示や説明をわかりやすく書いていくような用途に向いていると思います。
VJはおまけです。こちらも究極の生ツール。使うにはセンスや体力、気力が問われます。私は映像制作ツールとしか使っていませんが、ライブ映像と組み合わせてゆがませたり、高度なツールになっています。
いずれにせよ、そういう時代がきてもいろんな表現が出来るでしょう。
バイオ実験 – Captured Live on Ustream http://www.ustream.tv/channel/vaio-kouso