先進技術と伝達力がミスを防ぎ仕事を呼ぶ

考えてみれば当たり前のことですが、映像ジャンルだけを見てはダメで、社会全体が進む方向に自身の仕事が変化していくのですから全体を見るべきです。特にロボットが仕事を奪う時代ならなおさら です。

例が汎用すぎるかもしれませんが、高齢化社会なら老健施設や介護施設が増えてきて、競争力をつけるために映像を利用するのは明らかですから、依頼が来るまで待つのではなく、画質を高らかにうたうのではなく、知り合いがいる施設などに格安でも撮影させてもらって、駅からの行き方ビデオ含めて、事例としてあげて、こういう撮影が出来ますと文章で伝えた方が良いに決まっています。

法律がダメならやらないのではなく、明らかにこれからはこういう時代になって、法律はこう変わるから その準備をするべきなのです。

先進技術で思い浮かべるのはドローン撮影360度撮影とかVRとかかもしれませんが、本当に5年後陳腐化せずにその映像は使い続けられるかという視点が欠けていたら、常に最新技術を追い求めるのに疲れて回収できないルーチンに陥る恐れもあります。

例えば360度が残念なのは、ユーザは新しいものを試したいという一方で楽したいという本質を持っていますから、つくられたゲームのように何もイベントが起こらないと解れば、面倒なだけですぐに飽きられることになります。インタラクティブは遊園地やエロコンテンツだけの特権で、映像見るときは ぼーとしたいのです。

ではどういう視点が必要か?

スクリーンショット (269)_LIたとえば業界がかかえる問題点があって、それを伝えるためにこの技術が必要だ となるとまったく違う話になるのです。よりもという感じかもしれません。

GH5が180fpsを手に入れましたが、例えばサイフォンコーヒーの作り方ビデオを作るとして、抽出時にヘラでコナを混ぜる作業がありますが、FHD60Pをスローにして無理やりコマを作るより、もっと正確にその3倍もの実質コマ数で、上手い人の技術が浮かび上がることになります。

単に操作を伝える 行為として見たら同じでも、なぜ上からたたくようにヘラを使うといいのかが、フロート内のコナとお湯の混ざり具合が実際に見え、均一に動いて抽出が均一に行われていることが目に見えて解るからです。科学の実験みたいなものかもしれませんし、ここが伝わると操作者の手つきが変わり上達するのです。

GHシリーズは安くてマルチしやすく、軽くて長時間記録できて程よいボケが得られる

GHシリーズは安くてマルチしやすく、軽くて長時間記録できて色が合いやすく程よいボケが得られる

ジンバルをプロモやコンサートだけに利用するのはもったいないというのも同じ話です。三脚の安定した絵は安心感がある一方で、つまらない眠い映像になることがあります。ましてや外人さんに見せる調理マニュアルの類なら、見て覚えてもらっていくらなのだから、興味を持たせることが大切で、継続して見たくなるものを目指すべきだと思っています。

そういう意味では、企業のつくるあらゆるマニュアルはまだまだ発展余地があるのだと確信できます。社内でまで堅苦しい創業者の成功物語よりも、社員そのものの成長に繋がるために創業者の何を学び生かせるか、という視点があった方がいいに決まっています。大河ドラマが織田信長、武田信玄などトップを描いたものより、サポートした奥さんだったり泥臭い下支えをした部下だったりするところに共感が移っている時代なのだからなおさら個人の成長に繋がるメリットを出すべきです。

個人的には伝達力アップ手法は圧倒的にペンタブ+OneNoteですね。

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