NHKの4K、8Kコーナー

%e5%86%99%e7%9c%9f-2016-10-22-14-50-28こんなところに明治8年発足の大阪衛生試験所(現 国立医薬品食品衛生研究所)があったのですね。この付近で歯科技工士、入れ歯など衛生関連の商材に関わる人間としては感慨深いです。

と考えていたら、小雨が降ってきたので大阪府警 本庁前の歴史博物館と併設するNHK側の施設に駆け込みました。

 

NHKのデモコーナー

一般向けに開放されている小さな技術展示スペースの中に入ると、4家族ぐらいが入っており、NHKのおなじみのキャラクター数体が踊る前面に合成されるグリーンバックコーナーの横に、どかんとエリアを取るコーナーがありました。

よくよく見ると、4K、8Kのデモンストレーションのようなタイトルの背景に、100インチ程度のディスプレイが展示されていました。

%e5%86%99%e7%9c%9f-2016-10-22-15-16-08そこには、法隆寺敷地内を練り歩く映像が表示されていましたが、びっくりしたのは、100歩譲っても先日、わたしが四天王寺で撮影した絵とは比べ物にならないブレブレ&チープな映像が映し出されていたこと。

さすがに編集側としては、耐えられないと思ったか、無駄部分は早回しにし、さらにナレーションやテロップで隠す苦しい作業をしていましたが、それでも”これが国宝です”というナレーションに併せる映像としては見るに耐えませんでした。

手持ちだと閲覧者が理解すれば、そりゃ立派だと大らかに見てもらえるとしても、高画質なカメラだから余計目立つのかもしれません。

 

時代はコンテンツ

よくよく考えてみると、超高画質時代になったとして、問題になるのはコンテンツなんですね。それがあれでは、逆PRになるのも当然。さらには途中で縦写真に切り替わったり、やっつけで作ったような映像と、無言で立つ女性スタッフの静けさも加わって、横で見ていた人も苦笑していたように思えました。既に4Kも見られるYoutubeの方が楽しいよ~。

%e5%86%99%e7%9c%9f-2016-10-22-15-15-43雨も小ぶりになったかと外に出て古い昔の藁葺き屋根(わらぶきやね)を眺めていたら、名札をぶら下げた施設関係者のような方が、開かずの扉をあけていたので、思わず近づいていきました。なんとラッキーなことに観光客向けに開けたそうで、展示物もなく何にもないけれど今なら中に入ってもいいとのことで、そそくさと入っていきました。

後から調べたら5世紀倉庫群の1棟なんですね。(わが国の5世紀倉庫群としては最大規模の法円坂倉庫群のなかの1棟を復元)

 柱から想像して上を作ったようですから、どこまでが本物か解りませんが、昔の日本人の智恵と工夫を感じた気がします。新しいより古いがいい時代の到来か(笑)

 

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