電通とそのグループ会社のデジタル広告での不適切業務、概算は2億30000万円
http://japan.cnet.com/news/business/35089472/
ざっくり要約
故意または人為的なミスに基づく広告掲載期間のずれ、未掲出、運用状況や実績に関する虚偽の報告、実態とは異なる請求書による過剰な請求が行われていたことが確認されている。
疑義のある作業案件が633件、対象となる広告主数が111社。未掲載請求は14件とのこと。
まだ調査は途上であり、年内の関係者への報告としていて当面の対処策を体制の強化としている。
未掲載請求って・・・犯罪やんか
にしても広告最大手で、ネット大手もグループ会社に取り込んだ今、業界のリーダー的存在で見本であるはずの会社が悪い見本を見せるとは・・・
しかしよく明かしたとはいえ、公開すればいいという類のものではないと思います。たしかに大企業なら200万程度ははした金だとしても、一か八かを託した中小企業なら首吊りものです。
TV広告ビジネスはそもそも価格は水もの(3割引はあたりまえ)なのに、比べてずっとチープなネット価格ははさらにドロドロ。売るほうも代理店なら買うほうもいい加減。一歩間違えれば個人の貸し借りによる背任行為も、言った言わない問題もおこるし、そもそも相手の懐具合をみた商売が可能。
解かりやすく解釈すると、ぼったくれるので、相手にばれなかったらOK、この業界はどこもおんなじようなもの。アクセス数ですらボットやバイトがクリックやるので、数字もノイズが多い。これだけ案件が多岐に渡り複雑なんだからミスチェックしないユーザーにも責任がある、うちは巨大だから監視しきれない と言い訳しているように思えます。
ゴキブリが1匹いたら10匹は疑えというように、デジタル広告業界だけでなく広告というものの悪しき習慣と正体を、自らあばいたように思えます。南無阿弥陀仏。