三脚に未来はあるか?

禅坊主はひたすら座る。(只管打坐)
カメラマンはひたすら撮影。何事も練習あるのみ・・・

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置く以外の三脚に未来はあるか?

ちょっと強引なタイトルですが、ある種、真剣です。縦揺れの問題は残りますが、前半のストリートビューは40mm(35ミリ換算)で無人ウォークは厳しくても、人が伴っていれば、十分見られると思います。

still0919_00003いずれにせよ、3日目(トータル約8時間)の自習の結果を受けて思うこと。甘い点数付けながら、数年以内に一部のシーンを除いて三脚は使われなくなるのではと思う次第です。静止も得意で、ぴたっと止まります。表現の幅が広いという点で8割以上は、電子制御に置き換わることを予感した次第です。

still0919_00002その理由は、良い三脚べらぼうに高い重い時間がかかる。カメラを据えてパンショットなどをしますが、支点が固定されているために見やすい一方で表現に限界があります。スタートとエンドをゆっくり、間は一定スピードなど良い三脚を使っても経験のありなしで、上手い、下手が顕著に出ます。

時間がかかるというのは、撮影時間。パン終わりを意識して三脚をセットして高さを決めて、水平を取る。水準計は必須。足場が悪いとまごつく。テストで動かしてみてから本番。右から左、その逆、何も決めていないないディレクターでは縦パンも両方とか撮らされて、使わないのに動き4倍みたいな。テープ時代よりはましになったと思いますが。

写真もそうですが、息を止めて被写体に向き合うことは、ある種神聖な行為だと思いますから、パンひとつで技量が解かることを思えば、これはこれで修行の大事なプロセスにはなると思います。まぁ現場に時間があれば(会社にゆとりがあれば)・・・

still0919_00000しかし電子制御では(この機種の場合、片手もOK)、斜め左から斜め右へは、結構簡単で、支えがない分、支点を変えながらの動作が可能です。そしてスチルカメラマン的なセンスが活きます。

もちろん酔わないスムース&違和感がない映像にするには、オペレート技術を学ぶ必要はありますが、いまどきはなり手が少ないのか、肩乗せカメラと、Vintenの三脚、その他を重そうに抱えて歩いている体の小さな女の子を何度も見かける度に、悲しくなってしまいます。

どうせTVなんて4Kテレビ(4000ピクセル)を消費者に買わせる一方で、1300ピクセルもない解像度で放送しているのだから、もうそろそろ、一眼レフとか、体の負担がなく、表現力も上がる軽いシステムでの運用をしてもいいのになぁと事情を知らないから?勝手なことを思っています。

念のためデメリットも少々・・・全部移動ショットで構成してしまうと動体視力を酷使させてしまうため、目が落ち着かず、疲労してしまいますから、移動ショットはほどほどにして、ここぞというところのワンポイントにいいかもしれません。あとは長持ちとはいえ、バッテリー駆動が必要で、Ronin mなどシステム選択によっては重くなること

 

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